特集:builder的Lionのみどころ--システム復旧、新UIとDockの役割の変化

海上忍
2011-08-01 16:28:00
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「ライブラリ」が見えなくなったワケ

 Lionでは、Macの顔とも言うべきFinderに意味深な変更が施されている。それは、ユーザー別のライブラリフォルダ(‾/Library)が不可視化されたことだ。ファイルシステム上には変わらず存在するが、optionキーを押しながらFinderメニューバーの「移動」をクリックするか、openコマンドで開かないかぎり見ることができない。

 とはいっても、ライブラリフォルダの位置付けが変更されたわけではない。アプリケーションが使用するフォルダやキャッシュ領域、ユーザー別のフォントフォルダなど、構造はSnow Leopard以前とほぼ同じと言っていい。

ホームフォルダには「ライブラリ」がない※クリックで拡大画像を表示 ホームフォルダには「ライブラリ」がない※クリックで拡大画像を表示

 不可視フォルダとなった理由だが、それはおそらく「アプリケーションのサンドボックス化」が可能になったからだろう。Leopardのときから一部のシステムプロセスがサンドボックス化され、Snow Leopardのときにも/usr/share/sandboxディレクトリにそのひな形を見ることができるが(すでにQuickLookやBonjourがサンドボックス化されていることがわかる)、そもそも/usrはFinderに隠ぺいされている。

 しかし、日常的に使うアプリケーションがサンドボックス化されるとなれば、ホームフォルダ上に隔離された領域を設ける必要が生じる。隔離されたはずの領域が難なくFinderでブラウズできると、UI的にもセキュリティ的にも都合がよろしくないため不可視化した、ということなのだろう。

optionキーを押しながら「移動」メニューを表示すると、ライブラリフォルダが選択肢に現れる optionキーを押しながら「移動」メニューを表示すると、ライブラリフォルダが選択肢に現れる

 Lionに標準装備のアプリケーションのうち、サンドボックス化されているのは「プレビュー」と「テキストエディット」。その隔離された領域(コンテナ)は、‾/Library/Containersに見ることができる。

テキストエディットとプレビューはサンドボックス化され、使用領域は‾/Library/Containersに限定される テキストエディットとプレビューはサンドボックス化され、使用領域は‾/Library/Containersに限定される
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