特集:builder的Lionのみどころ--Xsanの導入事例とこれから

大久保丞 イーサスステュディオ
2011-07-28 14:12:00
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無償化と今後の展開

Lionに付属することで、Xsan 2.3は実質無償化された。それまでは1ライセンスほぼ10万円であり、MDC2台とクライアントの台数分が必要であるため、Xsanのソフト自体にも決して小さいとは言えない予算がかかっていた。それが無くなるのだ。

 利用できる機種についても、Fibre Channel HBAを追加するためにPCI-Expressスロットが必須であったが、Promise Technology SANLinkの登場により、Thunderbolt経由で4Gb Fibre Channel×2を利用できるようになる。先日発売されたMac miniやMacBook Air(Gigabit Ethernetが必須の為、Apple Thunderbolt Displayが必要だが)でもXsanのシステム加わることができるようになるのだ。

Promise Technology SANLink(2011年夏出荷予定) Promise Technology SANLink(2011年夏出荷予定)

 また、DAS用途では高速なThunderboltの登場により不要となるFibre Channel製品だが、Apple向け製品として登場した(通常のPC向けとFirmwareが異なる)Promise VTrak Ex30シリーズにより、いよいよXsanも8Gbが主流となる。Xsanでは複数のFibre Channelポートを利用してパフォーマンスの向上を図ることができる上、共有ファイルシステムとしての速度や低レイテンシー・高速なレスポンスはNAS製品では達成することが難しいレベルであり、今後も高速で大容量なクラスタファイルシステムとして一定層が利用するはずだ。

 特にハイエンドでは、4Kや8Kといった超高解像度の動画ファイルの扱いを複数のMacから行う場合や、巨大ストレージシステムを構成するには、必須の環境として利用されている。

著者プロフィール

大久保丞(イーサスステュディオ代表、IT技術コンサルタント)

東京生。Mac専門店、トレーニングスクールサポート等を経て、2000年に独立し、IT技術コンサルタントとして活動を始める。Apple認定システムアドミニストレータ、Xsan AdministrationのApple認定資格も持つ。
Mac OS X Server v1.0登場以来、各地の大学やインターナショナルスクール等のMac教室の提案と構築に携わる。Xsan登場とともにデジタルビデオ編集環境へのストレージシステムの導入推進を行っている。また、iPadのビジネス現場への導入、年齢層を問わない教育・学習環境の普及を目指す。
趣味は、映画、海外TVドラマ、アイルランド伝統音楽、アートの鑑賞。自転車。シンプルで機能的なデザインのプロダクトを好み、川崎和男氏を敬愛する。Twitterアカウントは@hyperjoe

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