特集:builder的Lionのみどころ--64ビット化、マルチタッチ、Apple ID

海上忍
2011-07-20 21:37:00
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本格的な「マルチタッチ時代」の到来

 Lionを利用して気付かされるのが、ポインティングデバイスの世代交代。これまでAppleはマウス、それもシングルボタンにこだわってきたが、Lionでその伝統は完全に一区切りついた印象だ。

 ノート型機では、2008年2月発売のMacBook Pro以降マルチタッチトラックパッドが標準装備となり、デスクトップ型機でもマルチタッチ対応の「Magic Trackpad」か「Magic Mouse」を選択可能な状態にしたうえで、マルチタッチの利用を前提とするLionをリリースしたのだ。

 世代交代を感じさせる新機能が「Mission Control」。複数開かれたウィンドウを整理する「Expose」、仮想デスクトップを管理する「Spaces」を統合したような機能を備える、Lionで投入されたウィンドウ/デスクトップ管理ツールだ。

 Mission Controlの起動は、トラックパッドを指3本で上方へスワイプすることが基本。起動後はそのまま指3本を左右方向へスワイプすれば、仮想デスクトップを切り替えることができる(フルスクリーン状態のアプリケーションの場合実質的にタスクスイッチ機能となる)。Magic Mouseの場合、指2本でダブルタップがMission Controlを起動するためのアクションとなるが、左右方向へのスワイプも指2本に設定されているので、操作感の統一性は保たれている。

 これをマルチタッチ非対応のポインティングデバイスに変えると、操作性はかなり低下する。Mission Controlの起動は、Dock上のアイコンをクリックするか、ホットコーナー(マウスを画面の隅へ移動すると特定の機能を起動できるシステム環境設定のオプション)を手動で設定するしかない。

「Mission Control」 「Mission Control」※クリックで拡大画像を表示

 iOSのようなフルスクリーンで動作するアプリケーションランチャー「Launchpad」も、明らかにマルチタッチを指向した機能だ。親指と人差し指、中指、薬指の指4本で、トラックパッド上をつまむようなジェスチャーをすると浮かび上がるように起動し、逆の操作(つまんだ形の指4本を離すようなジェスチャー)をすると終了する。マルチタッチ非対応のポインティングデバイスでは、ランチャー画面を表す小さな丸をクリックしなければならず、扱いにくいことこの上ない。

 この2つの新機能でマルチタッチ時代の本格到来とするのは、いささか乱暴に聞こえるかもしれないが、筆者が試したかぎりは、Lionにもっともしっくりくるポインティングデバイスはトラックパッドだと断言できる。

フルスクリーンで動作するアプリケーションランチャー「LauchPad」 フルスクリーンで動作するアプリケーションランチャー「LauchPad」※クリックで拡大画像を表示
システム環境設定の「トラックパッド」ペイン システム環境設定の「トラックパッド」ペイン

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