Mac OS X Lionに備えてカーネルモジュールを整理する

海上忍
2011-05-25 13:20:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 3月発売の新MacBook Pro(Early 2011)は、外観こそ前モデルのMid 2010とほとんど変りないものの、その内容は大きく変更されている。

 まず、I/OにThunderboltを採用、データスループットが大幅に向上した。また、Mid 2010では15インチ以上の機種にのみCore i5/i7が搭載されていたが、Early 2011ではエントリ級の13インチモデルもCore i5/i7へと昇格、カーネル起動モードも全モデルで64bitとなった。

 このカーネル起動モードの変更は、既定路線だったとはいえ、今夏リリースされるLionが64bitカーネルデフォルトになることを連想させる。ひょっとすると、対応機種から32bit CPU搭載機を外す前触れなのかもしれない。

 となると、我々ユーザーが取るべき行動は「カーネルモジュールの64bit環境への移行」だろう。カーネルモジュールのうち32bitバイナリしか持たないものは、64bitカーネル下では動作しないため、いまのうちから64bit版に入れ替えるか取り除くかしておこうということだ。

 Apple純正のものはLionに付属するだろうから心配ないが、サードパーティー製の機能拡張書類(KEXT)やファイルシステムモジュール(*.fs)は、Lionにアップデートした途端動かなくなった!という事態を避けるためにも、無為無策ではいられない。

 とりあえず筆者は、まだ32bitカーネルのSnow Leopardから「MacFUSE」と「NTFS-3G」を取り除くことにした。理由は、5月現在、MacFUSEのカーネルモジュールが64bitカーネル下で正常動作しないこと(参考)。NTFS-3Gそのものは64bitレディだが、運用面でMacFUSEに依存する実装のため、影響を受けてしまうのだ。

 いずれは対応するものと期待しているが、Snow Leopardはネイティブの機能としてNTFSのリード/ライトをサポートしているので(参考記事)、差し当たっての影響は少ない。MacFUSE 2.xのシステム環境設定ペインには、MacFUSEをアンインストールするためのボタンが用意されているので、作業もラクだ。

MacFUSE 2.xのシステム環境設定ペインには、MacFUSEをアンインストールするためのボタンが用意されている※クリックで拡大画像を表示 MacFUSE 2.xのシステム環境設定ペインには、MacFUSEをアンインストールするためのボタンが用意されている※クリックで拡大画像を表示

 しかし、NTFS-3Gを手動でアンインストールするのは結構な苦労で……。

 /System/Library/Filesystems/ntfs-3g.fsに始まり、/sbin/mountntfs-3gと/sbin/newfsntfs-3g、/usr/local/bin以下にインストールされた「ntfs」で始まるコマンド群、そして/usr/local/share/man/man8にインストールされたオンラインマニュアルなどなど。もう、いっそのこと、Lionがリリースされた暁には新規インストールしてしまおうかとも考えているところだ。

Keep up with ZDNet Japan & builder
ZDNet JapanはFacebookページ、Twitter(ZDNet Japanbuilder)、RSS(ZDNet Japanbuilder)、Newsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。東日本大震災の情報は、特設サイト「ZDNet Japan after 3.11」にまとめています。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ