ゼンド・ジャパン、高速化を図ったPHP実行環境「Zend Server日本語版」を発売

柴田克己(編集部)
2011-01-06 10:00:00
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 ゼンド・ジャパンは1月6日、ウェブシステム開発向けスクリプト言語である「PHP」の実行環境を提供するアプリケーションサーバ「Zend Server日本語版」を発表した。x86 Linux対応版を1月17日、Windows対応版を2011年第1四半期中に販売開始する。

 Zend Server日本語版は、従来個別の製品として提供されていた実行環境の「Zend Core」と、より高度な実行管理を可能にするミドルウェア「Zend Platform」の機能を統合したもの。両製品の後継に位置づけられ、PHPのバージョンは5.3に対応する。

 小規模向けの「Standard Edition(SE)」と、大規模サイトでの運用が可能な「Enterprise Edition(EE)」の2つのエディションが用意されている。新バージョンでの強化点としては、コードキャッシュ、ページキャッシュ(EEのみ)などのキャッシュ機能が搭載され、コード呼び出し、DBアクセス、実行結果ページ呼び出し時にキャッシュによる大幅な高速化、リソースの節減が可能になっている。同社によれば、この機能により、一般的なPHPの実行環境と比較して、約10〜100倍の高速化が可能としている。

 また、専用APIとして提供される「Dataキャッシュ」機能を利用すると、ウェブページの一部や変数の内容をメモリ上にキャッシュし、より高度な運用が可能になるという。

 「Javaブリッジ」機能では、PHPから呼び出して実行される複数のJava VMの重複起動を回避することで、使用リソースを削減できるほか、PHPの実行状態を監視して問題がある場合に通報や詳細情報の収集を行うモニタリング機能(EEのみ)、GUI環境でPHPスクリプトの実行タイミングをスケジューリングできるジョブキュー機能(EEのみ)などを提供する。

 Zend Server日本語版の料金は、年間ライセンスとなっており、SEが年間14万7000円。EEが年間57万7500円。SEからEEへのアップグレードは47万2500円となる。なお同社では、複数のZend Serverでセッション共有などの高度なクラスタ管理を実現する「Zend Server Cluster Manager」を2011年上半期にリリースする予定だ。

Zend Server日本語版 日本語ユーザーインターフェースが利用できる「Zend Server日本語版」
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