
Windows向け「Firefox」、64ビット版のテスト向けビルドがリリース
メインストリームのマイクロプロセッサは、もう数年前から64ビットに対応している。OSもこれに従っている。膨大な数のユーザーが利用する「Firefox」も、そろそろ64ビットに移行するときが来た。
プログラマーのArmen Zambrano Gasparnian氏は米国時間5月28日、「Windows」向けFirefoxの初めての64ビット版ビルドを公開し、ダウンロードを望むユーザー向けにFTPサイトを設けた。しかし、同ソフトウェアはまだ、一般ユーザー向けではない。
その理由の1つは、インストーラがまだ含まれていないことである(準備中ではある)。もう1つは、同ソフトウェアがまだ、開発者向けのできたばかりの「nightly」ビルドであることだ。
64ビットプロセッサのサポートは、「Firefox 4」に予定されている機能の1つである。Mozillaは、Firefox 4を2010年11月末までにリリースしたいと考えている。
64ビットコンピューティングに移行しても、コンピューティング性能はある程度しか向上しない場合が多いが、移行の最大の理由は、32ビットコンピューティングの4Gバイトというメモリ制約を取り除くことである。今日、それほど多くのメモリ(OSなどのアプリケーションが占める分を除いた残りと考えても、かなり大きい)を必要とするアプリケーションが比較的少ないことから、デスクトップPCにおける64ビットへの移行には何年もかかっている。
しかし、Appleの「Safari」は、2009年にリリースされた「Mac OS X 10.6」ですでに64ビットに移行している。64ビット版Windows向けの「Internet Explorer」は、32ビット版と64ビット版で提供されている。Googleも、64ビット版「Google Chrome」に取り組んでいるが、Windows版は、64ビットのMac OS X版やLinux版よりも優先度が低いようである。
64ビット版への移行における障害の1つは、プラグインの互換性である。その代表例であるAdobe Systemsの「Flash」の64ビット版は、現時点でLinux向けの「Adobe Labs」版のみである。また、PCでは現在、64ビットプロセッサが一般的であるものの、ハイエンドの最新スマートフォンには、32ビットチップが搭載されていることが多い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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