Linuxマシンから、リモートのWindows 7を使う方法

文:Jack Wallen 翻訳校正:石橋啓一郎
2010-02-09 07:00:00
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 多くの管理者はWindows環境で作業をしているが、管理者がLinuxマシンから離れたところにあるWindowsマシンに接続したい(あるいは、しなくてはならない)場面もある。多くの管理者は、同じことをWindowsからするのには慣れているだろう。しかし、Linuxからとなるとまた別の話だ。

 ほぼあらゆるプラットフォームに接続することのできる、Linuxで使えるリモートデスクトッププロトコル(RDP)ツールは数多くあるが、ここではUbuntu 9.10のデスクトップからWindows 7のデスクトップに接続することを考えることにする。さらに今回は、もう少し複雑な条件も加えてみよう。「クラウド」が大流行している折でもあり、このLinuxとWindowsの接続に、異なるUbuntu Server上のVirtualBoxを使った仮想マシン(VM)で動いているWindows 7のインスタンスを使ってみることにする。

 接続の構図をもう少しわかりやすくするため、図を用意した(図A)

接続の構成
図A Windows 7のデスクトップは、Ubuntu ServerのVirtualBox上に構成されている。

 それでは、この接続がいかに簡単かを、視覚的に説明していこう。

 この記事では、目的に合わせて次のような前提を置いた。

  • すでに動いているUbuntu Serverがある。
  • Ubuntu ServerではVirtualBoxが動作している。
  • VirtualBoxにはWindows 7がインストールされている。
  • Ubuntuが動作しているデスクトップがある。

 以上の条件は簡単に解決できる。その一方で、それほど簡単ではない問題もいくつかある。以下ではそれらの問題について説明しよう。

ネットワークをブリッジする

 Windows 7 Virtual Machineのデフォルト設定では、デスクトップに遠隔からアクセスすることはできない。これは、IPアドレスがNAT経由で処理されるためだ。遠隔からのアクセスを可能にするためには、接続をブリッジして、仮想マシンに使っているLANのIPアドレスを持たせる必要がある。そのためには、一度Windows 7の仮想マシンを閉じなくてはならない。ただ「一時停止」させるだけでは不十分で、VMの設定を行うためには、実際に(普通のWindowsマシンをシャットダウンするように)セッションを閉じる必要がある。

 VMを閉じたら、VirtualBoxを起動し、Windows 7 VMを選択して[設定]ボタンをクリックする。次に[ネットワーク]のセクションをクリックし、[割り当て]のドロップダウンメニュー(図B)から、[Bridged Adapter]を選ぶ。その後[OK]をクリックしてこの設定を適用し、ウィンドウを閉じる。

Windows 7 VMの設定
図B もし仮想マシンのネットワークがうまく動作しないなら、アダプタのタイプを変える必要があるかもしれない。

 その後VirtualBoxのメインウィンドウに戻り、仮想マシンを起動する。Windows 7がブートしたら、LAN上のIPアドレスを利用できるようになっているはずだ。

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