「Windows XP Mode」とは?--よくある質問をまとめてみた

文:Ed Bott(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-11-02 08:00:00
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 筆者はWindows 7の新機能である「Windows XP Mode」について、実際に使用している様子をスクリーンキャスト「Windows 7 in action:A closer look at Windows XP Mode」(Windows 7を実際に使ってみて:Windows XP Modeの詳細)で紹介しているが、これまでに驚くほど多くの質問をコメント欄や個人的な電子メールを通じて受け取っている。これらの質問に対しては、コメント欄のあちこちでそれぞれ回答するよりも、本記事でまとめて採り上げることにしたい。

Windows XP Modeとは何なのか?

 Windows XP Modeは、Windows 7のProfessionalとUltimate、Enterpriseの各エディションで利用可能となっている。また、これにはWindows XP SP3のフルライセンスコピー(VHD形式)も含まれている。Windows XP Modeを適切な統合コンポーネントとともにインストールすることで、Windows XPを専用の仮想マシン上で、ホストのWindows 7とは別個に稼働させることができるようになる。そうすることで、仮想のWindows XPマシンにUSB機器を接続したり、この仮想マシン上でサウンドを再生したり、ホストPC上のハードディスクへのアクセスが行えるようになるわけである。また、インターネットへのアクセスも可能であるが、Windows XP仮想マシンからLANへの接続はデフォルトで無効化されている。

費用はいくらかかるのか?

 追加費用はかからない。Windows XP ModeをサポートしているWindows 7のエディションを稼働させているだけでよい。

Windows Virtual PCとHyper-V、Windows Virtual PC 2007、MED-Vは、Windows XP Modeとどう違うのか?

 Windows Virtual PCは、仮想マシン上で32ビット版のWindowsを作成、管理、実行し、ホストPCとリソース(メモリやディスク領域、CPUサイクル)を共有しながらも、ホストOSとはまったく別の環境で該当Windowsを稼働させることを可能にするプログラムである。なお、Windows Virtual PCはWindows 7上でのみ実行することができる。Hyper-Vは、Windows Server 2008以降でサポートされている仮想レイヤである。Windows Virtual PC 2007は、Microsoftが以前から提供しているデスクトップ仮想プログラムである。このプログラムはUSB機器をサポートしておらず、Windows XP Modeを実行することもできないが、その他のデスクトップ仮想化プログラム(VMWareやVirtualBox)と同様にWindows 7上で実行することができる。MED-VはMicrosoft Enterprise Desktop Virtualizationの略であり、Windows XP Modeと同様の目的を持ったソフトウェアであるが、ユーザーの使用するレガシーアプリケーションを管理、配備する必要のある大企業向けとして提供されている。

 Windows XP Modeのテクノロジについて筆者が目にした説明のなかで最も優れているのは、Mark Wilson氏が数カ月前に執筆した「Windows 7 XP Mode and Windows Virtual PC:How it works」(Windows 7のXP ModeとWindows Virtual PC:その仕組み)というブログ投稿である。この投稿では、Windows XP Modeを構成する3つのプロセスについても言及されている。

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