Windows 7の信頼性を採点する--いい感じだ!
筆者は2008年12月以来、Windows 7のさまざまなビルドを複数のシステム上で稼働させている。そしてこのなかで、Windows 7は筆者にとって、日々使用する複数のシステムにおけるデフォルトのOSとなった。また、この間に同OSの実世界レベルでの信頼性に関するデータも蓄積してきている。
本記事は、筆者が最もよく使用してきた3つのWindows 7システムからのデータに基づいたものである。また、今回紹介するWindows 7の信頼性データは、このOSのRC(Release Candidate)版とRTM(Release to Manufacturing)版から収集したものに絞り込んでいる。これら以前のデータもあるものの、読者の方々が興味を持たれるのは最終版のものであるはずだ。
では、Windows 7の信頼性はどれほど高いのだろうか?
一言で言えば、とても高いということになる。筆者が試したことのある最も初期のプリベータ版を振り返ってみても、筆者はこのOSの安定性にいつも感心させられていた。Windows 7のベータ版はMicrosoftの他のOSのベータ版よりも安定性に優れているだけではなく、製品版のWindows XPやWindows Vsitaよりも安定している。これはベータ版のビルドとしては非常に珍しいことだ(RTM版でも非常に珍しいと言える)。Microsoftが開発初期から信頼性の向上を最優先事項として取り組んできたということは当初から明らかだった。
筆者はWindows 7のRCビルドをインストールし、その後RTMビルドをインストールしてみたが、当初からほぼ何の問題もなく動作している。事実、複数のシステム上で長時間稼働させたなかで遭遇した問題は、シャットダウンに関するものが数個(これについてはドライバのアップグレードにより解決した)と、いくつかのアプリケーション、特にサードパーティーのPDFリーダーであるFoxitに関するものが数個あったのみである。こういった問題の解決はより難しいものとなってくるものの、Windows 7の発売(10月22日予定)が近付くにつれて、ソフトウェアの互換性は向上してきている。
以下は、筆者のDell Studio XPS 13ノートPC上で稼働しているWindows 7の信頼性モニターのスクリーンショットである。
Foxitの問題を除外すれば、信頼性への影響が小さいシャットダウンにまつわる問題がいくつか発生しただけということになる。この傾向は筆者が使用している他のWindows 7システムにもあてはまる。Windows 7は大変堅牢であり、ドライバやアプリケーションが成熟するにつれて(これらは日々成熟している)、信頼性もさらに向上していくはずである。
結論:Windows 7は安定した堅牢なOSである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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