Fedora 11の仮想マシンマネージャーを使ってみる

文:Vincent Danen(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-08-17 08:00:00
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 仮想マシンマネージャー(virt-manager)はひとことで言うと、仮想マシンを管理するためのユーザーインターフェースである。virt-managerはVMwareやVirtualBoxに対するGUIとよく似たコンセプトを持っており、XenKVMQEMUとのインターフェースを取り持つGUIなのである。virt-managerではこういった仮想化製品とのやり取りにlibvirtを用いているため、将来的には他のハイパーバイザや仮想マシンプログラムを管理することも可能になるだろう。KVMはLinuxカーネルの2.6.20以降に「組み込まれている」ため、軽量かつ使いやすいvirt-managerによって、KVMを容易に管理することができるようになるはずだ。

 まず最初に、以下のようにしてKVMとvirt-managerをインストールする必要がある。

# yum install virt-manager kvm
# service libvirtd start

 インストールが完了したのであれば、GNOMEのメニューバーから[Applications]−[System Tools]−[Virtual Machine Manager]を選択し、virt-managerを起動する。プロンプトに従い、rootのパスワードを入力すると、virt-managerが開始するはずである。

 この時点で、ウィンドウにはQEMUのlocalhostインスタンスが表示されているはずである。新たな仮想マシンはそこに作成することになる。まず、localhostのインスタンスを選択し、[Edit]メニューから[Host Details]を選択する。ここからvirt-managerの設定を行うわけである。

 「Host Details」において最も重要なのは、仮想イメージの保存場所を指定する[Storage]タブである。デフォルトの保存場所は/var/lib/libvirt/images/となっているものの、それが適切であるかどうかはあなたのroot(/)や/varのパーティションサイズによって変わってくる。筆者のマシンでは、/の空き領域が5Gバイトしかないため、イメージサイズも最大5Gバイトということになる。また、このままイメージサイズを最大にするとシステムの利用領域がなくなってしまう。一方、/srvの空き領域は32Gバイトであるため、こちらを使用した方が良いという結論になる。

 次にストレージプールを新たに作成する。その指定先はディレクトリやパーティション、iSCSIターゲット、あるいは他のリモートロケーションのいずれでもよい。あらかじめ定義されているデフォルトを使いたくない場合には、新たなストレージプールを作成した後で無効化しておけばよい。

 そしてvirt-managerのメイン画面に戻り、最初の仮想マシンを作成するために[New]ボタンをクリックした後、仮想マシンの名前を入力し、そのインストール方法を選択する。選択肢としては、ISOイメージまたはCD-ROMを用いたローカルでのインストールや、HTTP/NFS/FTPを用いたネットワーク経由でのインストール、ネットワークブート(PXE)によるインストールがある。

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