Windows 7 RTM VS. Vista、XP:新旧Windowsのベンチマーキング

文:Andy Smith 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-08-11 08:00:00
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結論

 Windows 7はVistaより性能が良く、XPよりも高速となっている。ただし、XPは依然としてメモリが限られているデバイスや古いグラフィック機能しかないデバイスでは有効だ。

 主観的には、VistaからWindows 7に移行することは、自動車のハンドブレーキを外すことと同じように思える。このかなりの性能向上には、いくつかの理由がある。システムの起動と終了はXPとVistaに比べ高速になり、並列処理も改善され、ドライバの読み込みやOSのコンポーネントも高速になった。企業ユーザーも、ドメインへのログインが高速になったことを評価するだろう。

 Microsoftはまた、SuperFetch機能を全面的に改めたが、これによって起動時に操作ができるまでの時間が短くなっている。Vistaから移行したユーザーは、起動直後のディスクの動きが減ったのに気づくだろうが、これはWindows 7ではSuperFetchがメモリへのアプリケーションの読み込みにかける時間が短くなったためであり、起動後にシステムが利用できるようになるまでの待ち時間が短くなったことを意味している。

 Windows 7では、ディスプレイドライバが改善されたことでキャッシュの使用量も少なくなっている。どれだけ多くのウィンドウを開いても、Desktop Window Manager(DWM)のメモリ使用量は一定であり、ビデオカードのメモリが他のウィンドウを開く際の負荷を引き受けている。ただし、Windows 7ではこの負荷はVistaの半分となっている。Windows 7ではDirect2Dを導入しており、2Dのグラフィック描画も高速化されている。ただし、標準のWDDM 1.1ドライバが、改善された2Dグラフィック性能を利用できる必要がある。ATIやNVIDIAのチップを載せているグラフィックカードを使う場合は、かなり前からドライバが存在するため、これは問題にはならない。ただし、古いIntelのグラフィックチップセットには、これらのドライバは提供されていない。

 ユーザーが適切なグラフィックハードウェアを使っている場合、組み込みのWindows 7 DirectX 11インタフェースを使って、GPUのグラフィックス処理能力を利用することができる(演算シェーダ)。この機能は、動画エンコーディングツールを提供するものにとっては、特に役に立つものになる可能性がある。ただし、この新たな標準をサポートしているサードパーティはまだない。

 MicrosoftはWindows 7で、一般消費者とビジネスユーザーの性能要件を満たせる可能性の高いOSを提供することに成功した。今のところ、Windows 7はVistaよりもはるかに広く受け入れられそうだ。この記事で使用した3つのテスト用プラットフォームでは、Windows 7は適していなかったのは、低性能のIntel Atomを使ったシステムだけだった。1.4GHz Core 2 Soloのようなシングルコアプロセッサのシステムでも、Windows 7を十分な性能で使用することができる。Windows 7の機能の多くがマルチコアチップの演算パワーを引き出せるように作られているため、クアッドコアプロセッサを使用している高性能なシステムでもWindows 7から恩恵を受けることができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

  • コメント(1件)
#1 anonymous   2009-12-22 20:13:10
> Windows 7はVistaより性能が良く、XPよりも高速となっている。

何をもって言うてるのか。Vistaよりは改善されているが、他の記事ではXPよりもファイルコピーなど全体的に遅いベンチ結果が出ている。

起動時間だけ、3つのOSで比較して、都合の悪い部分はVISTAとしか比較していない。
ご都合主義な、無責任な記事。
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