Windows 7 RTM VS. Vista、XP:新旧Windowsのベンチマーキング

文:Andy Smith 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-08-11 08:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アプリケーションの性能:PCMark Vantage

 PCMark Vantageは、VistaとWindows 7に付属するアプリケーションのベンチマーキングを行い、システムの性能をテストするものだ。このベンチマークはいくつかの利用シナリオに分割されており、デフォルトのPCMark Suiteは、日常的なPCの利用をシミュレートしている。以下に個々のテスト項目のリストを示す。

  • 思い出: 写真や動画を扱う際の、Windows Photo GalleryとWindows Movie Makerの実行速度について4つのテストを行う。
  • テレビおよび映画: 高精細動画の再生と変換に対して4つの異なるテストを行う。
  • ゲーム: グラフィックカードの性能を計測し、圧縮されたゲームデータの読み込み時間を評価する。
  • 音楽: WAV形式の音楽ファイルを、MP3形式とWMAロスレス形式のファイルに変換し、音楽ファイルをMedia Playerに追加する。
  • コミュニケーション: この項目にはウェブページの表示、CNG/AES/CBCによる暗号化、Windows Mail Search、音声データのトランスコーディングのテストが含まれる。
  • 生産性: この項目には、テキスト編集、Windowsの連絡先の検索、起動プロセスの分析、ウェブページの表示に対するテストが含まれる。
  • HDD: Windows Defender、Windows Photo Gallery、Windows Movie Maker、Windows Media CenterおよびWindows Media Playerを使用する際のディスクの性能を計測する。OSおよびアプリケーション起動時のディスクの速度も計測される。

 PCMark Vantageに関する詳細な情報は、このホワイトペーパーに掲載されている。われわれは64ビット版のデフォルト設定を使用し、テストを3回実行してその平均値を出した。

 以下に示すグラフは、Windows 7に統合されているアプリケーションがVistaのものよりも性能がよいことを示している。この結果は、高性能のシステム(Core i7を使用したデスクトップPC)よりも、モバイルプラットフォーム(シングルコアのノートPC、Acer Timeline 3810T)で顕著に表れている。モバイルプラットフォームでは、Windows 7は平均して35%性能が向上しているのに対し、高性能デスクトップPCでは平均20%高速になっている。

 Windows 7では音楽関係のアプリケーションがもっとも大きな恩恵を受けており、64%の性能向上が見られる。個々のテスト項目を見ていくと、WAV形式のファイルのWMAロスレス形式への変換速度が3倍になっていることが明らかになった。

 ただし、Windows 7ではすべてのアプリケーションが平均20%高速になると考えるのは正しくない。PCMark Vantageでは、Windowsに付属するアプリケーションしかテストしていないことを思い出して欲しい。Windows 7を使うことによるVistaに対する性能面での利点は、もし存在するとすれば、どんなアプリケーション群を使うかによって変わる。

 Everest7-zip3DMark VantageCinebenchPaint.Netなどの他のテストの結果によれば、Windows 7はVistaよりも高速だというわけではない。それでも、Windowsに付属しているアプリケーションの性能が向上しているということは、些細なことだとは言えない。

PCMark Vantage(高性能システム)

PCMark Vantage(モバイル)

  • コメント(1件)
#1 anonymous   2009-12-22 20:13:10
> Windows 7はVistaより性能が良く、XPよりも高速となっている。

何をもって言うてるのか。Vistaよりは改善されているが、他の記事ではXPよりもファイルコピーなど全体的に遅いベンチ結果が出ている。

起動時間だけ、3つのOSで比較して、都合の悪い部分はVISTAとしか比較していない。
ご都合主義な、無責任な記事。
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]