Windows 7 RTM VS. Vista、XP:新旧Windowsのベンチマーキング

文:Andy Smith 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-08-11 08:00:00
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メモリ管理とキャッシュの使用量

 MicrosoftはVistaで、SuperFetchと呼ばれる新たな技術を導入した。これは、アプリケーションをキャッシュしておき、アプリケーションの起動時間を短くするというものだ。この機能は、頻繁に使われるアプリケーションをメモリにあらかじめ読み込んでおき、必要な場合には素早くアクセスできるようにする。

 通常の磁気ハードディスクドライブでは、この技術は筋が通っている。しかしストレージにSSDが使われる場合、SuperFetchは無効にしておいた方がよい。SSDはアクセス時間が短いため、磁気ディスクの場合よりもずっと高速にアプリケーションを起動でき、SuperFetchの意義は小さくなる。

 Microsoftは2009年5月のブログ記事で、Windows 7ではSSDを使用するシステムについてはSuperFetchを無効にする予定であることを示唆している。同社はまた、デフラグやReadyBoostなどの他の機能もWindows 7では使用しないと述べている。しかし、RTM版(7600.16385)では、実際にSSDのシステムで無効にされるのはデフラグだけだ。SuperFetchとReadyBoostは磁気ディスクの場合と同様に起動される。

 Windows 7のSuperFetch機能は、Vistaのものとはアプローチもキャッシュの使い方もかなり異なる。Vistaでは、アプリケーションのキャッシュはシステムの起動後ただちに始まる。以下のグラフが示すとおり、3分後には1GB強のメモリが割り当てられている。Windows 7ではSuperFetchはシステムの起動後5分してから開始され、10分後には600MB強が割り当てられている。この時点で、VistaのSuperFetchは1.5GB以上を割り当てている。

 SuperFetchを無効にした場合でも、Windows 7が必要とするキャッシュは少ない。Windows 7はOS関係の機能だけで333MBの使用するが、SuperFetchを無効にしたVistaは519MBのキャッシュを使用している。

 Window 7におけるSuperFetchの新しい実装は、性能にプラスの影響を与えている。Windows 7では明らかに使用するリソースが少なくなっているため、キャッシュの使用量もVistaのものよりも小さくなっている。SuperFetchが開始される時間も遅くなっているため、OS起動後すぐの時間帯にハードディスクドライブへのアクセスが手一杯になっていることもない。これは、OSがタスクをキャッシュするためにシステム資源を占有している間、ユーザーが待っていなくてもよいということを意味する。

キャッシュ使用量

  • コメント(1件)
#1 anonymous   2009-12-22 20:13:10
> Windows 7はVistaより性能が良く、XPよりも高速となっている。

何をもって言うてるのか。Vistaよりは改善されているが、他の記事ではXPよりもファイルコピーなど全体的に遅いベンチ結果が出ている。

起動時間だけ、3つのOSで比較して、都合の悪い部分はVISTAとしか比較していない。
ご都合主義な、無責任な記事。
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