話題のモバイル用Linux、Moblin v2.0βをネットブックで試す

加々美清忠(NEWON1)
2009-08-03 13:49:02
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ユーザー体験、利用体験という課題に正面から取り組むMoblin

 Moblin v2.0β自体はまだまだ荒削りな個所が多く見受けられ、特に日本語対応やパッケージの少なさから、まだまだ実用レベルには達していない印象だ。しかし、未完成の現状でも、起動時間の速さや動作の軽快さ、ユーザーインターフェースの使い勝手など、ネットブックやMIDでの利用体験の最適化に取り組んでいる様子が感じられた。

 すでにopenSUSEプロジェクトはMoblinベースのopenSUSEの開発を表明し、技術プレビューを公開している。多くのディストリビューションにMoblinの成果が取り入れられれば、パッケージの充実も加速し、Linuxベースのネットブックがますます魅力的なものになっていくだろう。

 「20年前のオペレーティングシステムのクローンを作るクセから離れたい」(Intel オープンソース・テクノロジーセンター ディレクタ Imad Sousou氏)という開発コンセプトにも期待したい。

 ネットブックはここ1年ほどですっかり定着した感があり、実際いろいろな会議や図書館などに行ってもネットブックユーザーを多く見かけるようになった。しかし、そのユーザビリティは必ずしも満足できるものではない。ネットブック向けOSとしてWindows 7やAndroidはどうか、あるいはAppleがいつネットブック市場に進出するかなど憶測が絶えない状況は、ユーザーの不満あってのことともいえる。

 この状況下で、ネットブックとMIDに最適な利用体験という課題に正面から取り組むMoblinプロジェクトは、今後も要注目だ。

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