話題のモバイル用Linux、Moblin v2.0βをネットブックで試す

加々美清忠(NEWON1)
2009-08-03 13:49:02
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マルチメディア機能を検証する

 メディアプレイヤーを試すため、USBメモリーに音声、画像、動画を準備してEee PCに差すと、自動的にファイルブラウザー(Nautilus 2.26.2)が起動する。フォルダアイコンなど、ミニマルなデザインで好みが別れそうなところだが、視認性は良好だ。

ファイルブラウザー「Nautilus」はシンプルなテーマで視認性は良好だ(画像をクリックすると拡大します) ファイルブラウザー「Nautilus」はシンプルなテーマで視認性は良好だ(画像をクリックすると拡大します)

 画像をダブルクリックすると、Eye of Gnome 2.26.1で表示された。JPEGやPNGなど一通りの画像フォーマットをサポートしているため、日常使用のビューアとして十分使えそうだ。

 しかし、付属のメディアプレイヤーはフォーマットが限定されるようで、用意した音楽ファイル(mp3)と動画ファイル(mp4)は再生できなかった。インストールされているサンプルは、音楽がogg、動画がogv。なお、Eee PC 901で音楽(ogg)は問題なく再生できたが、動画(ogv)は若干コマ落ちした。

メディアプレーヤーでムービーを再生しているところ。インターフェースは半透明にフェードアウトする(画像をクリックすると拡大します) メディアプレーヤーでムービーを再生しているところ。インターフェースは半透明にフェードアウトする(画像をクリックすると拡大します)

 Moblin 2.0βには、ほかにもターミナルエミュレータやウェブカメラ撮影ソフト「Cheese」、Open Hand製のPIMソフト「Pimlico」、PDFビューワ「Evince」などがプレインストールされている。メールクライアントやオフィススイート、多機能グラフィックエディタが未収録な点は残念だが、ターゲットがモバイルであるためやむをえない部分もある。

 パフォーマンスは全体的に軽快な印象。同じEee PC 901上で動作させたUbuntu 9.04やWindows XPと比較した場合、アプリケーションの起動や切り替え時に待たされることは少ない。ただし、多くのアプリケーションを同時起動するなど負荷をかけていくと、ゾーンパネルが固まってしまい、再起動せざるを得ない場面もあった。

 X Window Systemの描画性能は、glxgearsコマンドで確認したところ、FPSは50〜60程度。同一環境で稼働させたUbuntu 9.04と比較すると若干見劣りする数値であり、パフォーマンスには改善の余地があることがうかがえる。ユーザーインターフェースの体感速度はMoblinが上と感じるだけに、やや意外な結果だといえる。

glxgearsを実行したところ。Moblinでは50〜60FPS(画像をクリックすると拡大します) glxgearsを実行したところ。Moblinでは50〜60FPS(画像をクリックすると拡大します)
同じくglxgearsを実行したところ。Ubuntu 9.04では300FPSを超えている(画像をクリックすると拡大します) 同じくglxgearsを実行したところ。Ubuntu 9.04では300FPSを超えている(画像をクリックすると拡大します)
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