話題のモバイル用Linux、Moblin v2.0βをネットブックで試す

加々美清忠(NEWON1)
2009-08-03 13:49:02
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アプリケーション環境を検証する

 まずはブラウザを起動してみる。MoblinのブラウザはMozilla Firefoxと同じGeckoエンジンを使用した独自のものであり、m_zoneのブラウザ履歴やインターネットパネルなどから起動できる。

 いわゆるタブブラウザだが、タブをサムネイル表示に切り替えることもできるので、入力デバイスがタッチパネルになったとき便利そうだ。タブの切り替え時などにトランジションとしてクロスフェード効果が入り、随所にClutterの威力を垣間みることができる。

ブラウザーのタブをサムネイルに切り替えることができる(画像をクリックすると拡大します) ブラウザーのタブをサムネイルに切り替えることができる(画像をクリックすると拡大します)

 ちなみに、Moblin 2.0βのLinuxカーネルはv2.6.27、SMPを有効にした状態でビルドされている。Eee PC 901に搭載のAtom N270 1.6GHzはシングルコアながらSMT(Simultaneous Multithreading)をサポートしているが、/proc/cpuinfoを確認したところ有効なコアは1基だった。

 ちなみにX Window SystemにはX.Org X11 1.6.1を採用、glxinfoコマンドで確認したところ3Dアクセラレーション機能は有効(direct rendering: Yes)と判明した。

Atom N270のコアは1基として検出されている(画像をクリックすると拡大します) Atom N270のコアは1基として検出されている(画像をクリックすると拡大します)

 気になる日本語環境だが、実用レベルに達しているとはいえない状況。ウェブブラウザで日本語のページを表示することはできるが、フォントの設定など表示面に問題があり、なにより日本語IMEが実装されていない。言語関連の設定メニューも未実装で、国際化対応はこれからといった感がある。

しかし、Clutterのショーケースとしては興味深く、Moblinの利用体験で重要な位置を占めることは確かだろう。

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