Linux用の優れたバックアップツール10選

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-07-29 08:00:00
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#3:rsync

 rsyncは最も広く使用されているLinux用バックアップソリューションの1つである。rsyncでは、ローカルバックアップとリモートバックアップのいずれにおいても、柔軟な増分バックアップが可能となっている。このツールを使う場合、リンクや所有権、権限、特権を維持した状態でディレクトリツリーおよびファイルシステム全体を更新することができる。また、rsh接続やssh接続、直接ソケット接続を行うこともできる。さらに、匿名接続も可能となっている。rsyncはコマンドラインツールであるものの、Grsyncのようなフロントエンドも提供されている。しかし、フロントエンドの使用は、シンプルなコマンドラインバックアップツールがもたらす柔軟性を損なうことになる。コマンドラインツールを利用する最も大きなメリットの1つは、シンプルなスクリプトを作成し、cronと組み合わせることで、自動バックアップを可能にすることなのである。rsyncはこの点で最高のツールと言えるだろう。

#4:Mondo Rescue

 Mondo Rescueはインストールそのものを含めてバックアップできるという長所を持っているため、障害復旧のために備えておくツールの1つであると言える。このツールのもう1つの長所として、CDやDVD、テープ、NFS、ハードディスクなどのほとんどのメディアにバックアップできるという点を挙げることができる。また、Mondo RescueがサポートするファイルシステムはLVM 1/2やRAID、ext2、ext3、ext4、JFS、XFS、ReiserFS、VFATと多岐に渡っている。そして、あなたの使用しているファイルシステムがサポートされていない場合、開発者宛にメールしてもらえれば対応するとの内容が、同ツールのウェブサイトに記載されている。Mondo RescueはLockheed-Martinといった大企業に使用されているという点からも、その信頼性の高さがうかがい知れるだろう。

#5:Simple Backup Solution

 Simple Backup Solution(SBS)は、デスクトップのバックアップを主なターゲットとしている。ファイルやディレクトリをバックアップでき、正規表現を使用することで特定のファイル群をバックアップ対象から除くこともできる。SBSでは圧縮アーカイブを作成するようになっているため、既に圧縮されているデータ(例えばマルチメディアファイル)を大量にバックアップする場合には、最適なソリューションとは言い難いものがある。しかし、SBSの長所の1つとして/var/や/etc/、/usr/local/といったディレクトリのバックアップに使用できるバックアップソリューションがあらかじめ用意されているという点を挙げることができる。また、バックアップのカスタマイズや、手動バックアップ、定期バックアップも行えるようになっている。さらに、インターフェースもユーザーフレンドリーなものとなっている。一方、このツールの短所として、fwbackupsとは異なり、復元のためのソリューションが用意されていないという点を挙げることができる。

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