Firefox OSという夢--Google Chrome OSが目指す世界にあるべきもの

文:Erik Sherman(Special to BNET.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-07-22 08:00:00
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 とは言うものの、クラウドコンピューティングへの関心が高まり、その機能も向上するなか、Webに大きく依存したアプローチをコンピューティングに対して適用するという考え方は、なかなか興味深いものだと言える。この先には他にどのような可能性があるのだろうか?例えば、FirefoxとLinuxのマッシュアップをMozilla Foundationが目指すというのはどうだろうか?オープンソースのブラウザであるFirefoxは、ブラウザ市場において着実にInternet Explorer(IE)のシェアを奪いつつあり、今やそのシェアは25%を超えるまでになっている(関連英文記事)。つまり、FirefoxはIEに次ぐ人気を誇るブラウザであり、そのシェアの伸びを考えた場合、市場トップの座に着く可能性も大いにあるのだ。またFirefoxには、その機能を拡張する開発コミュニティも存在しているのである。

 このことは言い換えると、Firefoxはあらゆる側面においてGoogle Chromeよりもブランド力で勝っている、すなわち大衆の認知度も業界の関心も十分に高いということなのである。そして、GoogleがLinuxの上にChromeを乗せることができるというのであれば、オープンソースコミュニティもFirefoxで同様のことを行い、ハードウェアベンダーに提供できるはずである。こういったことが実現した場合、最終的には利益を追求しようとしているGoogleよりも確実に、現状を大きく揺るがすことになるはずだ。そして、ブラウザの持つ優れた使い勝手によってLinux固有の複雑さを覆い隠し、広く認知されたブランドを利用し、開発コミュニティの力を活用することで、煩わしい広告による利益の追求とは縁のないネットブックOSが生み出されることになるのである。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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