Windows 7 Touch Pack試用レポート

文:Ed Bott 翻訳校正: 石橋啓一郎
2009-06-26 08:00:00
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 わたしは2009年5月、Microsoftが出したWindows 7用の新しいTouch Packの簡単なデモを見る機会があった。Windows購入者は、この6つのアプリケーションが入ったマルチタッチを利用できるプログラム集をダウンロードすることはできない。そのかわりMicrosoftは、PCメーカーがMicrosoftのロゴテストに合格した、マルチタッチ機能を持つPCにだけ、これを搭載することを予定している。これは、タッチスクリーンを持つPCの機能を示してくれる、楽しく興味深いアプリケーション群を提供しようというものだ。

 米国時間6月16日、ようやく私は自分自身でこれを試してみる機会を得ることができた。到着したTouch Packのソフトウェアは、無地の茶色いパッケージのUSBフラッシュドライブに入っていた。私はこのソフトウェアを、最近のビルドのWindows 7をのせ、N-Trigの最新のマルチタッチドライバを入れてあるDell Latitude XTにインストールした。

 インストール手順は、やや独特のものだった。このTouch Packは通常のセットアッププログラムではなく、Windowsのコマンドスクリプトを使う。このスクリプトは、XNA FrameworkとMicrosoftのVirutual Earth 3D(これは最近、Bing Maps for Enterpriseに名称を変更され、面白みがなくなった)も同時にインストールする。全部で、約350Mバイトのディスク容量を必要とする。

 このパッケージには3つのゲームが含まれており、そのすべてがFuel GamesがMicrosoftのためにデザインしたものだ。Microsoft Garden Pondは、静かな日本庭園の池に浮かぶ折り紙のボートを、指先で水を弾くことで動かすものだ。Microsoft Reboundは、二人でプレーするエアホッケーゲームで、面白いものに見えたが、ルールがよく分からなかった(残念ながらヘルプスクリーンはまだ提供されていなかった)。私にとっては、Microsoft Blackboardが一番面白かった。これは、レベルがいくつもあるパズルゲームで、もの(橋桁、扇風機、下にバネを仕込んである板など)をドラッグして、先の尖ったものをよけながら、風船やボールをゴールまで導くというものだ。くせになるゲームかどうか?私はレベル9までやったが、もしレベル6でしばらく行き詰まっていなければ、2時間は早くこの記事を仕上げられただろう。

 パッケージのもう半分は3つのアプリケーションからなっており、そのすべてがMicrosoft Surfaceブランドのものだ。

 Microsoft Surface Collageは、基本的な写真編集ソフトだ。写真のデータをウィンドウの下部からドラッグしてきて、それをマルチタッチのジェスチャーで大きさを変えたり位置を決めたりし、背景画像を加え、その結果をファイルに保存する。

Microsoft Surface Collageスクリーンショット

 Microsoft Surface Globeは、おそらくこのパッケージでもっとも印象的なタッチ技術の使い方を見せてくれるソフトウェアだろう。このソフトウェアはVirtual Earthエンジン上で作られており、地球を回転させたり、国を選んだり、道路のレベルまで拡大したりすることができる。私は数分間サンフランシスコの中心街を拡大して眺めた後、地球の裏側に異動してテヘランの拡大画像を眺めた。

Microsoft Surface Globeスクリーンショット

 最後に紹介するのは、双方向スクリーンセーバーであるMicrosoft Surface Lagoonだ。大きなスクリーンを持つオールインワンのPCでは、水面をつついて魚が何事が起こったのかと泳ぎ回るのを見るのは楽しいかも知れない。Latitudeの12インチのスクリーンでは、残念ながら効果はそれほどではなかった。

 全体として、Touch Packはタッチによる操作がどういうものかを示すには素晴らしい仕事をしている。1.33 GHzの省電力プロセッサしか積んでいないLatitude XTは、あまり高速なPCとは言えないが、タッチのジェスチャーはスムーズに動作し、どのゲームも、どのSurfaceアプリケーションも、スクリーンの再描画は高速だった。

 Windows 7がリリースされる2009年の秋に、どのメーカーがタッチスクリーンを備えたPCを前面に押し出そうとするかは興味深い問題だ。このサンプルが、何人かのデザイナーや開発者にひらめきを与えることを願おう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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