40年の開発キャリアを持つDavid I、技術の変化に対応するコツを語る

杉山貴章(オングス)
2009-05-08 20:32:01
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CodeGearからエンバカデロへ

 2008年2月、多くの開発者にとって憧れの存在であるDavid IことDavid Intersimone氏にインタビューする機会に恵まれた。当時、同氏の所属するCodeGear事業部はBorland Softwareの開発部門のひとつであり、氏も「CODE GEAR from Borland」というロゴの入ったYシャツを着用していた。

 あれから1年2カ月、今度は「EMBARCADERO TECHNOLOGIES」のシャツを身に着けた同氏にインタビューする機会を得た。

 Embarcadero TechnologiesによるCodeGear事業部の買収から9カ月あまり、両者の統合は開発チームや製品ラインナップにどのような影響を与えたのだろうか。長年に渡ってソフトウェア開発者とCodeGearチームの間をつないできた同氏に話を伺った。

現在はEmbarcadero TechnologiesでVaice President兼Developer Relations Chief Evangelistを務めるDavid Intersimone氏 現在はEmbarcadero TechnologiesでVaice President兼Developer Relations Chief Evangelistを務めるDavid Intersimone氏

 なお、本記事は4月中旬の取材成果だ。CodeGearが以前所属していたBorland Softwareは5月6日、同社全体をMicro Focus Internationalに現金7500万ドルで売却することに合意したと発表している。

スムーズな統合は技術者同士が理解し合った結果か

 Intersimone氏によると統合以来、社内の雰囲気は非常に良くCodeGearとEmbarcarderoの開発者はお互いに良好な関係を築いているという。

 「社内の反応としては、今回の統合にみんなが非常に満足しており状況を楽しんでいる。何らかの理由によって離ればなれになっていた家族がようやくひとつになれたような感じだ」

 もともと、EmbarcaderoとCodeGearは非常によく似た体質を持っていたと同氏は言う。すなわち、ソフトウェアに関する技術の専門家集団であり、技術に対する思い入れが強いという体質である。

 また、お互いにデータベースツールおよび開発ツールに対して深い知識を持っているため、チームのコミュニケーションが容易である点も良好な関係の構築に一役買っているという。技術で会話できる者同士、理解し合うのも難しくないということか。

 現在の開発体制はR&Dとしての組織が1つあり、その下で統合されたコアテクノロジーチームと、製品ごとの開発チームが存在する。このチーム編成は「開発の対象は何か」ということに焦点を当てて行われており、EmbarcaderoとCodeGearの区別は無いとのこと。実際に研究開発を行うラボは世界中に分散しており、分散型開発環境によってコラボレーションを行っているそうだ。

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