Ubuntu 9.04をインストールしたくなる10の理由

文:Jack Wallen 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-05-08 08:00:00
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6: Xorg 1.6

 Xorg 1.6が同梱されたことで、Ubuntuでより多くのビデオカードがサポートされるようになった。ATIのビデオカードではデフォルトでEXAアクセレレーションが有効になっており、R6xxとR7xxの2Dがサポートされ、R5xxでは3Dがサポートされ、更新されたfglrxドライバ(プロプライエタリのものではあるが)は、R6xx/R7xxの3Dサポートを提供している。NVidiaのカードについては、Nouveauドライバのおかげでプロプライエタリのドライバをインストールする必要が無くなった。NVidiaのカードのユーザーが、オープンソースのドライバを使用しながら、最高の性能と機能を利用できるようにするため、リバースエンジニアリングに膨大な時間が投入されている。また、マルチモニタのサポートについても改善されている。

7: 通知メッセージおよびシステムメッセージ

 過去のリリースに残っていた細かい不満の1つに、通知メッセージとシステムメッセージに関する作業が多くの人によって行われていたようで、一貫性がない感じが残っていたということが挙げられる。Ubuntuは今回、通知システムを一本化した。このシステムでは、すべてのアプリケーションの通知メッセエージを1つのインタフェースに統合している。通知メッセージのための、新しい統一アイコンも追加された。これによって、通知エリアは以前のリリースよりもずっときれいなものになった。

8: ARMのネイティブサポート

 ミドルレンジからローエンドのARMベースのネットブックを所有している人や、リリースしようとしている企業にとっては、これは本当の恩恵になるだろう。特に面白いのは、FreescaleがARMベースの200ドル以下のネットブックを今年中に発売する予定となっていることだ。また、新しい命を吹き込まれるのを待っている、ARMベースのPCやネットブックを手元に持っている人もいるだろう。そういう人にとっては、Ubuntu 9.04こそ必要としているものだ。ARMベースのネットブックが手元にない人も、まもなくARMベースのネットブックが発売される予定なので、安心していい。その際には、Ubuntuを使うのがいいだろう。

9: 改善されたメニューレイアウト

 別の項目でも簡単に触れたが、これはより詳しく触れるだけの価値のある話題だ。メニューが直感的なものかどうかは、デスクトップを使ったユーザーの体験を大きく左右する問題の1つだ。GNOMUはこの問題に長く取り組んできているが、Ubuntuによる若干の手助けが必要だった。これで、デフォルトのGNOMEのメニューシステムは完全に筋が通ったものになった。すべてがあるべき場所にあるというだけでなく、使い方が分かりやすいものになっている。OpenOfficeのコンポーネントの一部でさえ、Officeメニュー以外の所に置かれている。(その一例として、OpenOffice DrawはGraphicsメニューに配置されている)私は特にGNOMEのファンではなかったのだが、メニューレイアウトについては、これが最高だと認めざるを得ない。

10: 改善された無線LANサポート

 これは主に、より機能が充実した無線LANスタックが組み込まれた2.6.28カーネルのおかげだ。このカーネルの無線LANスタックは、サポートする無線LANデバイスの数も増やしている。このおかげで、自分の無線LANのネットワークカードを動作させるために、ドライバをインストールしなくてはならないユーザーの数も減るだろう。

 これだけの理由があれば十分だろう。

 この記事では、Ubuntu 9.04を試してみるべき理由を10挙げた。では、Ubuntu 9.04は完璧なOSだろうか?もちろんそうではないが、完璧なOSなどあるだろうか。とにかく、私は喜んで、Ubuntu 9.04はこれまで私が見た中では、全体としては最強のLinuxディストリビューションかもしれないと言っておこう。

 すでに9.04を試した人はいるだろうか。もし試してみたのであれば、わかったことを他の読者と共有して欲しい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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