Windows 7のRC版に取り込まれるであろう21個の変更点
19.「Advanced Recovery Methods」の説明が判りやすくなっている。
Windows 7におけるバックアップと復元ツールは、従来のエディションよりも使い勝手が改善されているとはいえ、技術に疎いユーザーにとって取っつきにくいものであることに変わりはない。しかし、ビルド7048のバックアップ機能を詳細に調べたところ、見出しや説明、リンク、ボタンの多くが変更されていることが判った。Microsoftがこういった機能に対するユーザビリティテストを大々的に行っていることは明らかである。ここで挙げているように、見出しや説明文を、技術に疎いユーザーにも判りやすい簡潔なものとすることで、リストアやバックアップが彼らにとってより敷居の低いものとなるのだろうか?それは、実際に使われてみないことには判らないだろう。

20.バックアップのオプションに使用されている言葉が判りやすくなっている。
ビルド7048を見る限り、Microsoftは「イメージのバックアップ」(image backup)ではなく「システムイメージ」(system image)という言葉を使用することに決めたようである。こういった言葉遣いには、ユーザビリティの専門家が論じるような難しい背景があるものの、ここで挙げた変更は、専門家によって検証され、ユーザーにも認められたものであるはずだ。

21.デフォルトでバックアップされるユーザーデータ領域が拡充されている。
バックアッププログラムを用いて新しいシステムイメージを作成し、すべてのデータファイルをバックアップする際、このプログラムはあなたに代わってバックアップ対象のフォルダをデフォルトとして選択してくれる。ビルド7048で注目に値するのは、それらに「Downloads」と、隠しフォルダの「AppData folder」が加わったという点だ。後者には、電子メールメッセージやアドレス帳、プログラムの環境設定といった、しばしば重要なデータが含まれているのである。

これらのバックアップ対象フォルダは何故か、以前のビルドには含まれていなかった。しかし今頃であったとしても、こういった変更は喜ばしいことである。
以上が筆者からの報告だ。あなたは、このビルド(あるいは後続のビルド)をダウンロードしただろうか?これら以外に発見したことがあれば、コメント欄で教えてほしい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ