Windows 7のRC版に取り込まれるであろう21個の変更点
15.「Windows Media Player 12」でインターネットへのストリーミングが可能になっている。
ZDNetのZack Whittaker氏がこの新機能に気付き、そのユーザーインタフェースについて詳細に記述してくれたことは称賛に値する。Microsoftが、ユーザーのノートPCや仕事用のPC、そしておそらくはモバイル端末上にある楽曲のコレクションすべてをインターネット経由でストリーミングできるようにするチャネルを(Windows Live IDと連動させる形態で)作り上げようとしていることは明白である。ただし、この機能がどのように動作するかはまだ明らかにされていない。

16.「Windows Media Player」のコンパクトモードがよりコンパクトかつ小粋になっている。
「Windows Media Player」にはかなり以前からコンパクトモードが搭載されている。Windows 7のパブリックベータ版におけるコンパクトモードは、お世辞にも見栄えがよいとは言えなかった。これに対して、ビルド7048で手直しされたコンパクトモードはよりコンパクトに、そしてよりエレガントなものとなっている。また、コントロールボタンは半透明で、マウスポインタがウィンドウを離れると画面からスライドアウトするようになっている。エレガントさを求めないのであれば、ウィンドウのサイズを変更し、(プレイリストを表示させるなどの)カスタマイズを行うこともできる。以下の画像は、デフォルトのコンパクトモードを実際のサイズで表示したものだ。

17.「Windows Media Player」にラジオ局があらかじめ設定されている。
過去数年にわたって「Windows Media Player」がリリースされるたびに、さまざまなラジオ局が取り込まれ、また削除されてきた。Windows 7では嬉しいことに、「ラジオ局」(Radio Stations)リンクがナビゲーションペインに復活しており、「ミュージック」(Music)「ピクチャ」(Pictures)「録画されたテレビ番組」(Recorded TV)などと同じレベルに配置されている。しかしこのビルドでは、ラジオ局を保存するインターフェースがまだ実装されていないため、同機能の完成形がどのようになるのかを判断することは難しい。

18.「Windows Media Center」において、再生中のバックグラウンドがよりシンプルになっている。
「Windows Media Center」でアルバムや楽曲のプレイリストを再生する場合、Windows 7ではVistaスタイルの青い単調なバックグラウンドではなく、あなたのコレクションからカバーイメージが表示されるようになっている。ベータ版では、こういったカバーイメージが画面内でスライドし、定期的にリフレッシュされるようになっていた。これに対してビルド7048では、こういった動作を止めたり、表示を一切行わないようにすることも可能となっている。後者を選択した場合、見た目は単調になるかもしれないが、グラフィック処理性能の低いマシンでのエクスペリエンスは向上するはずだ。