Windowsのベータテスターが知っておくべき5つのこと

文:Ed Bott(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-03-09 08:00:00
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#4:ビルドを重ねることで優れた製品が生み出されるわけではない

 実際のところは、私が先週に主張した(英文)ように「オフィシャルベータリリース」のビルド作業によって、進捗に遅れが生じることになるのだ。これについてはMicrosoftで働いていたPytlovany氏も同意している。

 ベータリリースの作成という作業は、デベロッパーにとって気の散るものでしかない。機能を凍結したバージョンを作成するために時間を割くことで、デベロッパーの創作意欲と生産性が低下するのだ。(中略)また、どのようなパブリックベータであったとしても、リリース前に行う内部テストはあなたが思っている以上の時間を要するのだ。

 バグを報告し、それが要修正リストに掲載されたのであれば、修正は割とすぐに行われるはずだ。MicrosoftのMedia Centerチームで働いているCharlie Owen氏は、先週のブログ投稿において、ベータテスターたちに対して素晴らしいアドバイスを行っている。

 Windows 7のリリース候補(RC)版がリリースされた際には、それを速やかにダウンロード、インストールし、しっかりとテストして、対応可能なフィードバックを速やかに提供して欲しい。

 真面目な話、RC版のダウンロードを待っている間に、あなたの配偶者の頬に優しくキスし、1週間かそこらで普段の生活に戻る旨を伝えて欲しい。そして書斎に入って鍵をかけた後、Windows 7のRC版を徹底的かつ厳格にテストし、フィードバックを提供して欲しい。

#5:出荷も機能のうちである

 完璧なソフトウェアなど存在しない。OSのような複雑なソフトウェア製品のデベロッパーが、「修正」されるべきすべてのバグのレポートを待っていたら、ソフトウェアは永遠に出荷されなくなってしまうだろう。

 Microsoftが過去に上手にできていなかったことで何かできることがあるとすれば、現在のテストサイクルからのフィードバックを次のバージョンに組み込むということだろう。これを実現する最善の方法は、Microsoftが予測可能なスケジュールを守りながら新たなリリースを計画、出荷するための、整合性を備えたプロフェッショナルなプロセスを生み出すことだ。理論的に言えば、このリリースで対応できない機能は、Windows 8において優先的に取り組まれるということになる。Charlie Owen氏は「Windows 7のRC版はWindowsの次期バージョンに影響を与える最初の、そして最高の機会だと捉えるべきだろう」と指摘している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • コメント(2件)
#1 anonymous   2009-04-21 14:31:04
かなり致命的なバグを「仕様」と言い張る姿勢を正さない限り、まともなレポートを送る気にはなりませんな。
#2 anonymous   2009-06-14 14:02:17
“読ませたい相手はエンジニアであるということを忘れてはいけないのだ。”

筆者はもっと前に忘れてはいけない事を忘れているように思う。

それは“使う人の大多数はエンジニアでは無い事を忘れてはいけないのだ。”という事。

開発している人は確かにエンジニアである事は紛れも無い事実である。

しかし、最終完成品を使う人はエンジニアに限らず、
コンシューマ層である初心者も含まれている事をどこかに置き去りにしたかのような文章に感じた。

そして、大多数の人が残念ながらエンジニアのようなパワーユーザーではなく、
「これからパソコンを始めるんだぁ。」のような超初心者も含むコンシューマ層なのである。

多くのテスターやエンジニアはこのコンシューマ層に対してサービスを提供すべくベータ版やRC版でテストを繰り返し、
そしてその中で培ったノウハウやスキルをもってお客様に製品やサービスを提供する事を仕事にしている。

当然テスト中に使いづらい点やバグがあれば提供するお客様に対して同じ気持ちにさせないよう改善して欲しいと思うのは当然であり、
エンジニアが使いづらいのであれば、お客様はもっと使いづらいものである事は間違い無い。

ましてコメント#1さんが書いたように“かなり致命的なバグを「仕様」と言い張る”のは論外である。

今回導入されたテレメトリーデータだけでフィードバックが完了している、と言うなら当然テスター、エンジニアは爆発するのは必至。

テレメトリーはあくまでクラッシュした時のデータを送るのであって、
明らかに動作にバクがあるアプリケーションでも正常に動作しているかのような振る舞いをしているのであれば、
このバグはフィードバックされないのは通常の動作であり、いちゃもんつけたくなる気持ちも分かる。

“計画しているはずの変更に関する情報提供が十分でないことに不満を抱いている。”
何らかの形できちんと情報提供さえされていればこのような不満は抱かない筈。
十分情報提供されていない事に不満を抱くのはもっともな話である。

勿論全てを直せと言うのは人間がやっている事なので限界があるが、
明らかに「仕様」上と一致しない動作をしているなら開発者の責任として受け止めるべきである。

多数の環境だから、開発側で再現されないから・・・
と言っても、テスターがテストしている環境では間違いなくバグが出ている事に間違いは無い。

“ほとんどのベータテスターは最低だ”ではない。
フィードバックを強いられたものを提供した、又は情報を提供していない開発者が“最低”なのである。

それこそベータテスト中であるから既知されているバグの項目を箇条書きで構わないのだから
ベータ版、RC版がリリースされている言語で情報開示をすべきである。

テスターは殆どがエンジニアだからKBのように詳細まで必要は無いのである。

本文随所にエンジニア向けと言う事が多く出てきているが、初心者でも使えるものを提供しないのはおかしな話である。

もしコンシューマ層、プロシューマ層と分けるのであれば、以前のように9x系、NT系に分けて開発を進めるべきだし、
クライアントを操作するのはエンジニアでは無い訳で、それこそ“超”初心者でも使えるものでない限り
企業へも導入させるのはエンジニアとして無責任極まりない。


提供されるヘルプやドキュメント群も「~のCDを入れてください。」と言われてもCDトレイの開け方が分からない人は0では無い。

極論を言えば・・・
「フロッピーディスクを入れて下さい。」→「フロッピーディスクって何ですか?」
「マウスをクリックしてください。」→「マウスって何ですか?、クリックって何ですか?」
これでは埒が明きません。

半端なOSやアプリケーションを作った結果、このようなしわ寄せの全てがエンジニアに降りかかってくる事を肝に銘じて開発を進めて欲しいと切に願う。

この文章を読んで筆者はどう思ったか大変興味深いものである。

w/b : DJ-Dreams
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