Microsoftへの提言 -- Windows 7 beta 2を公開しませんか

文:Adrian Kingsley-Hughes 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-02-27 08:00:00
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 私はWindows 7 beta 1をこれまで8週間動かしており、このベータ版をかなり真剣に使い込んでいる。私はこのOSに対しテストを行い(私の新しいDell Studio XPS 13にまで載せている)、求められているとおり、Microsoftにフィードバックを送っている。私はまた、非公式なルートで、公式のbeta 1 build 7000以降のコードも入手しており、それらについてもテストしている。これらは、かなりうまく行っているように見える。しかし、一気にリリース候補版に進んで「RTM熱」にとりつかれてしまう前に、Windows 7のbeta 2を提供して頂きたいと思っている。

 これまでわれわれは1つの公式なベータ版を手にしているが、私はOSのように巨大で重要なものについては、ベータ版は1つでは十分ではないと考える。どのように改善が進められているかを知り、beta 1に対するユーザーのフィードバックによって変更された点についてフィードバックを提供したいと思うとともに、私は今ある問題が解決されており、その後新たにバグが現れていないことを確認したい。Windows 7のbeta 1では多くのバグがあぶり出された(その多くはまだ解決されていないもののリストに入っているようだ)。それらの問題の多くは小さなものだったが、一部は非常に重大なものだった。RTMバージョンになってから似たような問題に現れて欲しくない。私はVistaで起こった総崩れをもう一度見たくはない。Vistaでは、前のバージョンのWindowsよりも性能がよく、確実で、信頼できる安定したOSを手に入れるには、SP1が出るまで待たなくてはならなかった。

 多くのブログや掲示板、ウェブサイトなどで、ベータテスターの間の不満が大きくなってきていることを指摘しておきたい。一部のテスターは、ベータ版が1つしかないのでは、OSに対して行えるフィードバックの量が限られると感じており、また別のテスターはバグをレポートしても聞き入れられず、「それが仕様」「修正の予定はない」と分類されてしまっていると感じている。Long Zheng氏が発見した深刻なUACの問題修正されるまでに大変な困難があった(そして大変な騒動だった)ことを考えると、フィードバックに基づいて対処されていない兆候が少しでも見えると、心配になってしまうと言わざるを得ない。この本来なら非常に単純なはずのUACの問題については、あまりにも混乱が大きかったし、もしこの問題が「仕様だ」として無視されていなければ、技術分野のメディアが大々的にこの問題を扱うこともなかっただろうと思う。

 わたしはまた、Windows 7ではベータテストの精神が蝕まれていると感じている。Connectと一般の両方のベータテスターは、ほぼ同じ時期にbeta 1に触れている。経験を積んだベータテスターは、新しいビルドを見て改善具合を知る機会は得られていない。Windows 7のベータテストは、適切なベータテストの手順というよりは、むしろ技術のプレビューのように感じられる。確かに、Windows 7については、e7ブログで開発プロセスの舞台裏を知ることができる。しかし、結局問題なのはコードだ。ベータテスターたちが、可能な限り幅広い種類のハードウェアとソフトウェアの構成下で、このOS(およびそれに対する修正)の公式のベータコードを十分にテストすることができたかどうか疑問だ。

 beta 2が公開され、われわれのフィードバックがどのように扱われているかを知ることができれば(そしてより多くのフィードバックを送ることができれば)大きな意味がある。それによってリリース日は少し遅れるかもしれないが、公式なリリース日は2010年中という曖昧な日付になっているのだから問題はないだろう。

 beta 2を出してはいかがだろうか。それによって、素晴らしいリリースへの道のりが確保されると感じるのだが。

編集部注:本稿執筆後、Microsoftは「Windows 7」のRC版で予定されている、ベータ版からの改良点を発表している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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