本当のところ「Windows 7」はどこが新しいのか--次期OSの5つの恩恵とは
文:Ed Bott 翻訳校正: 石橋啓一郎
2009-02-20 08:00:00
私はこの数カ月間、Windows 7について広範囲にわたって記事を書いてきたが、多くの場合、特定の機能や技術を取り上げた。当然ながら、コメント欄には、私がもっとも重要な問題を避けて通っているという人たちが出てきた。その問題とは、Windows 7には、Windows XPで十分だと思いWindows Vistaを避けることを選んだような人たちが、納得してアップグレードするだけの魅力的な特別な機能があるのかというものだ。
単純化しすぎかも知れないが、その答えが「ノー」だというのは明らかだ。ほとんどの企業や家庭での主な使われ方では、Windows 7に絶対的な利点はない。21世紀のハードウェアとOSであれば、MP3ファイルを作成したり、ウェブを閲覧したり、PDFファイルを読んだりすることはできるし、あるいはビジネスで必要な基本的機能を含む、どんな一般的な作業でもこなせるだろう。
しかし、特別な機能は必要だろうか。私はWindows 7のいくつかのビルドを約3カ月にわたって使ってきたが、このOSで大きく生産性を向上させられる可能性があると考えている。しかし、私がそう思う理由のリストを挙げる前に、いくつかお断りしておく。
- 心を開くべきだ。Windows 7に懐疑的な人たちからは、Microsoftは「変化のための変化」を起こそうとしているという主張を繰り返し耳にする。しかし、再設計された機能には、それだけの理由が見て取れる。柔軟な態度を取れば、今よりもうまくいくようになるだろう。
- 学習曲線というものが存在する。もしあなたがWindows XPと同じやり方で物事を進めると固く決心しているのであれば、Windows XPを使うべきだ。もしあなたが会社でWindows 7を導入しようとしているのであれば、トレーニングのための予算が必要になるだろう。Microsoftのために弁護しておくが、彼らは新しいOSに、新機能について自慢するウィザードやポップアップを詰め込みたいという衝動をこらえることに成功している。その代わり、ユーザーは少々新しい機能について調べる努力をする必要がある。
- 全員を満足させることはできない。MicrosoftのRaymond Chen氏は、Windowsのインターフェースを開発する際に直面するジレンマをうまくまとめている。「何をしても、おまえは馬鹿だという人間が必ずいる」。Microsoftが失敗すれば不満は残るし、Windows 7にもまだそういう部分はある。しかし、うまくいけばそういう部分は以前より減り、より不快でないものになるだろう。
これで前置きは終わりだ。以下では、ユーザーがもっともWindows 7から恩恵を得られると思われる、5つの点について説明する。
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