Linux生活を快適にする10のキーボードショートカット

文:Jack Wallen 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-02-17 08:00:00
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 いくつかのキーボードショートカットを覚えるだけで、Linuxでの作業はずっと効率的になる。この記事では、デスクトップ環境でもウィンドウマネージャでも使える10のキーボードショートカットを紹介する。

1: Ctrl + Alt + Backspace

 Xが応答しなかったり、1つのプログラムのせいでデスクトップが動かなくなってしまい、何をやってもだめになってしまった時には、このショートカットを使うとよい。これを使えば、直ちにXからログアウトし、ログイン画面に戻ることができる。これはすべてのデスクトップ環境とウィンドウマネージャで利用できる。

2: Ctrl + Alt + Delete

 これは重要なキーボードショートカットだ。もしあらゆる手段がだめでリブートしなくてはならなくなったら、このキーの組み合わせで直ちに再起動することができる。すべてのデータは失われてしまうので、賢く使うこと。このキーボードショートカットは、すべてのデスクトップ環境とウィンドウマネージャで利用できる。

3: Alt + Tab

 このショートカットは、すべての開いているウィンドウを順番に選択していき、自分がフォーカスしたいウィンドウを選べるという便利なものだ。これを使えば、ウィンドウのフォーカスを得るのに、いちいちマウスを手にしてクリックする(あるいはフォーカスの設定によっては、ウィンドウ上にマウスカーソルを置く)必要はなくなる。ウィンドウを順番に選択していくには、Altキーを押しっぱなしにして、Tabキーを何度か押していき、自分が選びたいウィンドウがフォーカスされるまでそれを続ければよい。このショートカットは、ほとんどのデスクトップ環境とウィンドウマネージャで使うことができる。

4: Ctrl + Alt + F*

 このキーボードショートカットは、覚えておくと人によっては劇的に便利になるかも知れないものの1つだ。このキーは仮想端末を切り替えるのに使う。デフォルトのターミナルは6番になっている。従って、Ctrl + Altを押しながら、F1、F2、F3、F4、F5、F7などを押すことで、他の仮想端末に切り替えることができる。ここで対象としているのは仮想端末なので、もしGUIを使っているのであれば、このキーはテキストベースのターミナルウィンドウの中でしか働かない。これはデスクトップ上でデバッグをしたり、Xを完全には落とさずにフリーズしたアプリケーションをkillしたいような場合には、非常に便利だ。

5: Alt + 矢印キー

 Linuxを使っている人であれば、複数のデスクトップを切り替えながら使うことのできるアプリケーションである、ページャーについて知っているのではないだろうか。マウスをスクリーンの端まで持って行く代わりに、Altと左矢印キーあるいは右矢印キーを同時に押すことで、デスクトップを切り替えることができる。この機能は、すべてのデスクトップ環境とウィンドウマネージャで利用できる。

 以下のキーボードショートカットは、ターミナル(コンソール)ウィンドウでだけ利用できる。

6: Ctrl + aおよびCtrl + e

 (ターミナルウィンドウ内で)nanoなどのテキストエディタで作業している場合、Ctrl + aで行頭に、Ctrl + eで行末に移動することができる。これらのキーは、GUIアプリケーションの中では使えない。GUIアプリケーション(OpenOfficeなど)では、これらのキーバインドは普通のデスクトップアプリケーションと同じように動作する。(例えば、Ctrl + aでページ内のすべてのテキストを選択する)

7: Ctrl + c

 ターミナルウィンドウ内でプロセスが実行中の場合(例えば、tail -f コマンドでプロセスの動きを追跡している場合など)、Ctrl + cの組み合わせで、そのプロセスをkillすることができる。

8: Ctrl + z

 この操作は、アプリケーションをゾンビ化する。プロセスを実行中のターミナルがあり、そのターミナルを使いたいが、実行中のアプリケーションをkillしたくはない場合、Ctrl + zでそのプロセスをバックグラウンドにすることができる。そのプロセスを再度フォアグラウンドで実行したい場合、fgと入力する。

9: 上矢印キーあるいは下矢印キー

 ターミナルウィンドウで上下の矢印キーを押すと、そのターミナルウィンドウで実行したコマンドの履歴が順番に表示される。これは、2つの意味で便利だ。何度も同じコマンドを再入力する必要がないし、最近実行したコマンドを思い出すのに役にも立つ。

10: Ctrl + r

 このショートカットキーはコマンドを探すのに便利だ。Ctrl + rを押すと、文字(あるいは文字列)の入力を求められる。すると、その文字あるいは文字列を含む、過去に実行したコマンドを呼び出すことができる。この仕組みが便利なのは、コマンドとスイッチを区別しないところだ。スイッチしか覚えていない場合でも、コマンドを呼び出すことができる。自分の望むコマンドが現れたら、Enterを押せばそれが実行される。

キーボードを使う利点

 ここで紹介した10の簡単なLinuxのキーボードショートカットを使えば、Linuxでの作業はずっと効率的なものになるだろう。もちろん、このリストで挙げた他にも多くのキーボードショートカットがある。一部のショートカットは特定の環境でだけ使えるものであり、多くのデスクトップやウィンドウマネージャでは、自分でキーボードショートカットを作成することもできる。その機能を使えば、キーボードとマウスの間で手を動かさずに済むようになり、さらに効率的に作業を行うことができるようになるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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