ユーザーのLinuxへの移行を助ける10の方法

文:Jack Wallen 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-02-03 08:00:00
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8: 難しい作業にはスクリーンキャストを用意する

 わたしは印刷された画像よりもスクリーンキャストが役に立つ作業を1つ思いつくことができる。新しいLinuxユーザーがファイルを開かなくてはならないとき、ホームディレクトリが表示されることになる。新規ユーザーに~/Documentディレクトリを使うよう指示しても、わかってはもらえないだろう。また、/home/USERNAME/Documentsを使うようにという指示も難しすぎる。その代わりに、~/Documentディレクトリを開くのに必要な操作を説明するスクリーンキャストを用意するとよい。もちろん、スクリーンキャストに出てくるユーザー名を、彼ら自身のユーザー名で置き換えることは別に説明しておく必要がある。彼らが自分のユーザー名を知っており、何を探せばいいかを確実に知っているようにしなくてはならない。新規ユーザーに対して~/ディレクトリについて説明するのは大変な作業であり、彼らに文書を保存した場所をずっと教え続けなくてはならないことになる。

9: Linux関係の掲示板やメーリングリストの利用を奨励する

 IT担当者が支援やトレーニングができないときもある。そんな時にユーザーに問題が起きた場合、彼らがKDEのメーリングリストやGNOMEのメーリングリスト、新米Linuxユーザーメーリングリストで助けを求める方法を知っていれば役に立つ。ただし、ユーザーに対してこれを勧める場合、彼らにそれらのメーリングリストのエチケットを確実に知らせておくべきだ。メーリングリストでフレーミングを受けることほど、ユーザーのやる気をそぐことはない。新しいユーザーが、掲示板やメーリングリストで煽りの対象となってしまった場合の対処法(つまりまったくリプライしない)も、確実に教えておくこと。ユーザーの役に立つメーリングリストを以下に3つ挙げておく。

  • KDE
  • GNOME
  • Newbie list(majordomo@vger.kernel.orgに「subscribe linux-newbie」という件名でメールを送れば登録できる)

10: Installfestを行う

 これについては私と一緒に考えてほしい。Installfestとは、多くの人が集まって経験の多い人が経験のない人を助けながら、一緒にインストールを行うイベントのことだ。勇敢なユーザーがLinuxを家のPCにインストールするのを助けるとよいだろう。彼らが家でLinuxを使うことの利点(セキュリティ、信頼性、無料ソフトウェアなど)を教えておくこと。ユーザーが家でも同じ設定でPCを使っていれば、Linuxに慣れるのも早い。当然ながら、これは大規模な組織では簡単ではない。しかし、小規模な企業では、ユーザーがオペレーティングシステムに慣れるのを助けるためには有効な選択肢になり得るだろう。

痛みのない移行

 上記のリストでは、プロフェッショナルなトレーニングセンターや、すべてのトレーニングを社内で行う代わりになるオンライントレーニングなどについては扱っていない。当然、トレーニングへの対応は企業によって異なる。しかし、もし上記のアイデアのいくつかを採用すれば、新しいLinuxユーザーはノイローゼに陥らずに移行することができるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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