VMware Server 2.0の便利な新機能

文:Vincent Danen(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-02-02 08:00:00
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 仮想化は現在、最も有用かつ重要なテクノロジの1つとなっている。強力なハードウェア上で仮想マシンを稼働させることにより、複数のマシン上で動作していたサーバ機能を1台のマシン上にまとめることができるようになるのである。またこれにより、1台のコンピュータ上で複数のOSを試用したり利用したりすることができるようになるのだ。

 Linux用の仮想化製品として、QEMUVirtualBoxXenを始めとするオープンソースの製品を含め、数多くのものが利用可能となっている。また、商業製品としては、ParallelsとVMwareの双方が、それぞれParallels WorkstationやVMware Workstationといった製品を販売している。そして、VMwareはVMware Serverという無償のサーバ指向製品も提供している。

 VMware Serverは2008年秋、大きなアップグレードを行い、バージョンが2.0となった。あなたがまだ1.xからアップグレードしていない、あるいはこれまでVMware Serverに目を向けたことがなかったというのであれば、今こそがアップグレード、あるいは導入を検討すべき時だろう。

 VMware Serverによって、その他の仮想化製品と同様に、複数のOSを1台のコンピュータ上で稼働させることができるようになる。とはいうものの、VMware Server 2.0は他の類似製品とは少し異なる方法でこれを実現している。VMware Server 2.0の場合、マシンをブートした後に行う仮想マシンの起動をスケジューリングできるようになっているため、起動のタイミングを分散させることでホストCPUへの負荷集中を避けることができるようになっている。また、ホストマシンのシャットダウン時やリブート時にも、シャットダウン処理やサスペンド処理が分散するようにスケジューリングできるため、ここでも負荷集中を避けることができるようになっている。

 VMware Server 2.0の新機能のうちで最も興味深いものは、Webブラウザ経由で仮想マシンのコンソールを閲覧できるというものである。現時点でこの機能を利用するにはFirefoxもしくはInternet Explorerが必要であり、LinuxとWindowsから利用可能となっている。VMware Server 2.0を制御するWebコンソールは非常に優れたものとなっている。このWebコンソールは基本的に、VMware Workstationや旧バージョンのVMware Serverにおける管理コンソールと同じ機能を有している。その違いは、こういった機能がブラウザ経由で利用できるという点だけである。このコンソールを使うことによって、ローカル環境にいる際と同じ感覚でゲストOSの監視や操作を行うことができるようになるのだ。このためだけにFirefoxやInternet Explorerが必要となっているわけだ。

 VMware Server 2.0をダウンロードするには、まずVMwareのサイトでサインアップする必要がある。該当パッケージのダウンロード準備が整ったのであれば、32ビットシステムであるか64ビットシステムであるかにかかわらず、RPMパッケージかtarballアーカイブをダウンロードすればよいだろう。あなたがRPMベースのシステムを使用しているのであれば迷うことなくRPMパッケージを、そうでなければtarballアーカイブをダウンロードすればよいだろう。

  • コメント(1件)
#1 anonymous   2009-02-12 14:34:12
ローカル版のコンソールが無いとありますが、2.0からESXと同様にVICが使用可能ですね。
ちなみに、VICのセットアップ用のプログラムもProgramFilesの何か配置されます。
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