Windowsのビット崩壊--ウソかマコトか?

文:Adrian Kingsley-Hughes(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-01-26 08:00:00
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 複数の読者が、ExtremeTechのLoyd Case氏が執筆した記事「Is It Upgrade Time Yet?」を採り上げ、同氏のシステムにおける問題についての私の見解を問うメールを送ってくれた。以下はその記事の抜粋である。

 私は朝、サンフランシスコにあるExtremeTechのオフィスに出社することなく、自宅の地下に設けた研究室に行き、PCとモニタの電源を入れてから、上階に戻ってシャワーを浴び、朝食を食べるという生活を送っている。通常であれば、私が再び地下の研究室に戻ってくるころにはシステムの起動が終わり、使用可能な状態になっている。私のPCはかなり高速なシステム構成となっている:CPUはIntel Core 2 Quad Q9650であり、メモリはDDR3-1333対応のものを6Gバイト搭載しており、ハードディスクは7200rpmで容量が1Tバイトのものを2つ搭載している。

 もちろん、Vistaの64ビットシステムの起動を、仕事をするために研究室に入った際に行うこともできる。しかし、そうすると待つことになってしまう。待つ。長い時には15分も待つことになるのである。

 えぇっ!15分だって!私もよく似た構成のシステムを所有しているが、Vistaの64ビットシステムはPOST(Power On Self Test)が終われば30秒以内に起動する。では、Case氏のシステムはどうなってしまっているのだろうか?Case氏は以下のような見解を述べている。

 まず、さまざまなソフトウェアをいくつもインストールしたりアンインストールしたりしてきた。Vistaはあらゆる点において、XPよりもレジストリハイブ(レジストリ内のキーとサブキー、値をグループ化したもの)の管理に長けているとはいえ、それでも私のシステムは肥大化の一途をたどっているのだ。現在、私の\windows\system32\configフォルダは501Mバイトもある--これは最初にVistaをインストールした時と比べると約2倍にもなっている。

 なるほど、ビット崩壊(bit rot)ということか(いや、ソフトウェア崩壊(software rot)やコード崩壊と言った方が適切かもしれない)。この問題については、本ブログにおいて何度も私やTalkBackユーザーが触れてきているものの、私自身はこれまで詳細に踏み込んだことはなかったように思う。そこでこれを良いきっかけとして、その詳細に目を向けてみることにしよう。

本当に崩壊するのか?

 コード崩壊は本当に起こるのだろうか?私が話を聞いた人々のなかには、コード崩壊が現実のものであるとは信じられず、PCが時を経て遅くなるというのは錯覚でしかないと考えている人もいる。彼らはおそらくそういったことが、単に速いPCに慣れてしまったせいであったり、新しいPCを購入するための理由付けとして用いられているだけなのだと考えているのだろう。私の見解は、コード崩壊とはまさしく現実のものであり、まったく問題なく動作していたシステムでも、数カ月や1年といった単位でほとんど使い物にならないと言ってもよい状態になる場合もあるというものだ。そして実際、こういったことが人々に古いシステムを捨て去らせ、新しいシステムの購入に踏み切らせる一因となっているのだと私は確信している。

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