不景気を生き抜く無料Linuxディストリビューション Part2

文:Jason Perlow (Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-11-03 08:00:00
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Solaris 10とOpenSolaris

公式サイト:http://jp.sun.com/products/software/solaris/10/


詳細情報:http://ja.wikipedia.org/wiki/Solaris


 Linuxが無償のOS分野で注目を集めているものの、実際のUNIX OSを稼働させた方がよい企業もあるはずだ。SunのSolarisというOSはものすごく高価なRISCサーバ上で稼働するものであったが、10年ほど前からx86アーキテクチャ上での利用も可能になっている。しかし、Solarisが最初に「フリーな」OSI準拠のオープンソースOSになったのは2005年6月のことであり、これはCDDLライセンスに基づいたものとなっている。


 Solaris 10の先進的機能の中には、Xenの仮想化(SunのSolarisをベースにしたxVMサーバ)やSolarisコンテナといった機能があり、これによってSolarisのシングルカーネルインスタンスとは別のSolarisゾーン内で、設定とアプリケーションを完全に孤立させた複数の仮想Solaris 10システムを稼働させることができるようになっている。また、カーネルやライブラリを含む個別の独立したOSインスタンスを生成しなければならないハイパーバイザベースの仮想化とは異なり、Solarisコンテナのシステムオーバヘッドは非常に小さなものであるため、パフォーマンスの低下を招くことなくデータベース検索などの入出力(I/O)負荷の高いアプリケーションを使用できるようになっている。


 またSolarisには、スケーラビリティの高い128ビットのZettabyte File System(ZFS)を採用しているという特徴もある。これによって「大量の」ディスクを管理する際の煩雑さが大きく低減され、大規模なネットワークストレージの運用が可能になる。


 Solaris 10はSunのウェブサイトでユーザ登録を行うと無償でダウンロードできるようになるものの、パッチやバグ修正といったサービスを受けようとした場合、年間350ドルのサブスクリプションサービスに加入する必要がある。しかし、累積された修正と脆弱性の改善を取り込んだSolaris 10のDVDは、1年2回程度のペースで改訂されているため、サポートを購入せず、システムを定期的に再構築するという道を選ぶこともできる。より技術志向のデスクトップユーザーやソフトウェア開発者向けのOSであるOpenSolarisは、Solaris 10と同じ堅牢なカーネルを使用しており、多くの機能を共有し、ソフトウェアやパッケージのアップデートを無償で受けることができる。


 サポートは手厚くない:SunのSolaris 10のサポートサイクルは10年以上となっている。OepnSolarisのメジャーなマイルストーンビルドは年に2回リリースされ、利用可能となったパッケージのアップデートと修正が継続的に提供されるようになっている。Solaris 10のインストールメディアはおよそ年に2度改訂される。Solaris 10とOpenSolarisには、Premiumサポートというオプションに加えて「Essentials」と「Production」という有償の技術サポートオプションが用意されている。

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