Linuxにソフトウェアをインストールする際にやってしまいがちな失敗10選

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-09-17 08:00:00
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#7:手当たり次第にtarファイルを展開する

 私自身、tarファイルとして提供されているソースパッケージをダウンロードし、その内容を調べることなく考えなしに展開したことが何度もある。たいていの場合は、これで問題が発生するようなことはない。しかし、パッケージの作成者/管理者が、パッケージのコンテンツすべてを1つのディレクトリにまとめることを忘れている場合もあるのだ。そういった場合、tarファイルのコンテンツ(何百という数のファイルやディレクトリ)を格納したディレクトリが新たに作成されるのではなく、tarファイルの展開作業を行っているカレントディレクトリにそれらのファイル群が展開されるのである。

 こういったことを避けるために、私はいつも一時ディレクトリを作成し、tarファイルをそのディレクトリ内へと移動させることにしている。そして、そのディレクトリ内でtarファイルの展開を行うようにすれば、そのコンテンツが独立したディレクトリに格納されていようがいまいが関係なくなるのだ。この方法を用いることで、tarファイルの作成者がすべてを1つのディレクトリにまとめていなかったとしても、後始末に追われるという事態を避けることができるのである。

#8:Makefileを削除してしまう

 ソースからインストールを行う場合、あなたは不要なソースファイルをすべて削除するために「make clean」コマンドを実行することになるはずだ。しかし、Makefileを削除してしまうと、アンインストールは骨の折れる仕事になるのである。Makefileを残しておけば、通常はそれが格納されているディレクトリから「make uninstall」コマンドを実行するだけで、プログラムのアンインストールを行うことができる。ただし、ここで忠告しておくことがある:すべてのMakefileを1つのディレクトリにまとめてしまうようなことをするべきではない。先にファイル名を変更し、それぞれがどのアプリケーションのものであるかを識別できるようにしておかなければならない。そして、アプリケーションをアンインストールする段階になって、そのMakefileを他のディレクトリへと移動し、元のファイル名に戻してから、「make uninstall」コマンドを実行すればよいのである。アプリケーションをアンインストールした後であれば、そのMakefileを削除することができる。

#9:アーキテクチャの異なるファイルをインストールしてしまう

 多くのrpmファイルにはi386やi586、i686、PPC、64といった文字列が付加されているということに、あなたも気付いておられるかもしれない。これには理由があるのだ。rpmファイルはファイル名にnoarchという文字列が入っていない限り、特定のアーキテクチャ用に作成されたものなのである。特定のアーキテクチャ用にファイルを作成する理由は、そのようにすることで該当アーキテクチャ向けの最適化を行い、効率的に動作できるようにするためである。このことは、i586と表示されているファイルを標準的な386マシンにインストールできないということを意味しているのだろうか?もちろん、そのようなことはない。しかし、表示されているアーキテクチャで実行させる場合ほど効率的には動作しないだろう。ただし、PPC向けのrpmをx86アーキテクチャのマシンにインストールすることはできない。PPCは、Motorolaのチップセットが採用しているアーキテクチャなのである。また、64ビット用のrpmを32ビットマシンにインストールすることもできない。しかし、32ビット用のrpmを64ビットマシンにインストールすることは可能である(64ビットのマシン上でFirefoxのFlash Playerを利用したい場合にはこういったインストールを行うことになる)。

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