Windows XPのバックアップユーティリティについて知っておくべき10のこと

文:Erik Eckel (Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-08-27 08:00:00
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 「バックアップまたは復元ウィザード」ではまず、「ファイルと設定のバックアップを作成する」のか、あるいは「ファイルと設定を復元する」のかが問われる。前者を選択した場合、次に行うのはバックアップを作成する項目の指定となる。もちろん、ローカルのファイルやフォルダだけではなく、ネットワークで共有されているものも含めてバックアップを作成することができる。

 バックアップ対象項目を指定したのであれば、次はバックアップ先を指定することになる。私のクライアントの中には、ここでバックアップ対象のデータが保存されているハードディスクを指定した人もいた。これはディスクがパーティションに分割されており、それらに異なったドライブ文字が割り当てられていたためである。つまり、その人はそれらが異なったディスクだと思い込んでいたのだ。その話はともかく、バックアップしたデータは、マシンの設置されている場所が火事や煙、洪水の被害を受けた場合を考慮して、オフサイトに保管するようにしておくことが望ましい。

 次に、ウィザードはバックアップの名前を入力するよう要求してくる。その後、バックアップの要約が表示される(図C)。しかし、これですべてが終わったというわけではない。

図C 図C 「バックアップまたは復元ウィザードの完了」と表示されるため、これで新たなバックアップの設定が終了したと勘違いしてしまうかもしれない。しかし、詳細設定を行わなければならないのだ。

 [詳細設定]をクリックし、バックアップの種類を指定する。

  • 「通常」--すべてのファイルをバックアップし、各ファイルをバックアップしたものとしてマークする。
  • 「コピー」--ファイルをコピーするものの、バックアップしたとはマークしない。
  • 「増分」--前回のバックアップ操作が完了した以降に作成または変更されたファイルのみをバックアップし、それらをバックアップしたものとしてマークする。
  • 「差分」--前回の通常バックアップ操作が完了した以降に作成または変更されたファイルのみをバックアップする。なお、「差分」バックアップは「増分」バックアップとは異なり、バックアップしたファイルをマークしない。
  • 「毎日」--その日に作成または変更されたファイルのみをバックアップする(ファイルのアーカイブ属性は変更しない)。

 バックアップの種類を指定すると、ウィザードは「バックアップの後にデータを検証する」と「ボリュームのシャドウコピーを無効にする」という2つの選択肢を提示する。第3の選択肢である「利用可能な場合、ハードウェアによる圧縮を使用する」は、ハードウェア圧縮機能に対応した周辺機器が接続されている場合にのみ選択可能となる。これらの選択を行った後、既存のバックアップに追加するのか、既存のバックアップを置き換えるのかを指定し、バックアップの実行タイミングとジョブ名(この名前はバックアップ作業に付けられる名前であり、バックアップユーティリティが作成する.BKFファイルの名前ではない)もあわせて指定する。さらに、バックアップ作業を実行できるだけの権限を有したアカウントのユーザー名と、そのパスワードを入力する。

 [次へ]をクリックしてバックアップジョブを作成する前に、[スケジュールの設定]をクリックする。「ジョブスケジュール」の[スケジュール]タブで、バックアップをいつどのような頻度で実行するのかを指定する。その後[設定]タブで、バックアップタスクの継続時間(タスク完了にかけることのできる最大時間)や、停電でバッテリモードが開始されていてもバックアップを実行するのかといった追加オプションを指定する。

 こういった設定が完了した時点でウィザードを終了することができる。つまり、これで重要な手順は(作業途中で電話がかかってきたりしていても)すべて実行できたと確信できるわけだ。

#3:新たなバックアップを作成する際には、名前に気を付けること

 「バックアップまたは復元ウィザード」を用いてバックアップを作成する際には、バックアップ作業自体に名前を付けなければならない。実際のところ、名前は2つ必要になる--1つはバックアップ作業そのものを特定するための名前(ジョブ名)であり、もう1つはバックアップユーティリティが作成する.BKFファイルの名前(バックアップ名)である。これら2つの名前は混同しやすく、さらに悪いことに、バックアップユーティリティはあなたが最後に使用した名前を記憶し、次回設定時にはそれをデフォルト値として表示するようになっているのである。このため、2つ目のバックアップ作業を作成する際に、既存のバックアップジョブ名やバックアップファイル名を上書きしてしまいやすくなるのだ。新たなバックアップを作成しようとして、古いバックアップファイルを上書きしてしまったり、既存のバックアップ設定を変更してしまわないように注意しなければならない。

 「バックアップまたは復元ウィザード」を用いる際、最初に指定する名前はバックアップファイル自体の名前となる。これはバックアップジョブで作成されるデータファイルである。この名前はウィザードの「バックアップの種類、バックアップ先と名前」で入力する。

 ウィザードの「バックアップを作成する時刻」でバックアップのスケジュール登録を選択([後で実行]を指定)すると、「ジョブ名」を入力するよう求められる。ここで入力する名前が、バックアップ作業を管理するために用いられる名前となる。

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