Mac OS Xを普通のPCで動かす(後編)

文:Kai Schmerer(ZDNet Germany) 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-05-26 08:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

性能

 性能に関しては、普通のPCのMac OSとAppleの公式Macとの間に違いはない -- CPUとグラフィックカードが適切にサポートされていればの話だが。Intelのプラットフォームはこの点についてはAMDよりも上で、AMDは64ビットモードでは動作せず、仮想化の性能を最適化するために適したCPU拡張機能も使えない。これに対し、オーバークロックされた3.6GHzのPenryクオッドコア(Intel Core 2 Extreme X9650)はフロントサイドバス1600MHzのGigabyteのマザーボードで動作し、Mac OSで完全にサポートされ、すべてのCPU拡張機能を利用できる。

 われわれのテストが示すように、3.6GHzのクオッドコアIntelプロセッサ1つの上で動くMac OS Leopardは、2.8GHzのクオッドコアチップ2つを搭載したMac Proに十分匹敵する。一部の分野では、Appleのハイエンドワークステーションよりも高い性能を示し、特にメモリ関係のベンチマークでは優秀な結果を残した。この理由の一部は、Intelのシステムは1333MHzDDR3の非ECCメモリ(Aeneon DDR 3 1333)が使われており、クロック速度も3.6GHzと高速なのに対し、Mac Proはバッファ付きDIMMと800MHzのDDR2メモリだったということにある。しかしより重要なのは、Mac Proでは2つのメモリモジュールしか使われておらず、4つのメモリチャンネルのうち2つしか使われていないため、論理的な最大帯域が半分になっているということだ。この結果、AMDのシステムでさえ、メモリ関係のベンチマークではAppleのハイエンドワークステーションに匹敵している。ただし、単純な算術演算では、デュアルクオッドコアのMac Proは、クロック速度が遅いにもかかわらずIntelのシステムよりも高速だった。

Mac ProとIntel PCの性能比較
Mac Pro:2.8GHzのクオッドコアチップx 2、Intel PC:3.6GHz Penrynクオッドコアチップx 1。グラフの帯が長いほど性能がよい。

Mac Pro、AMD PC、Intel PCの性能比較
Mac Pro:2.8GHzのクオッドコアチップx 2、AMD PC:3.0GHz Athlon 64デュアルコアチップx 1、Intel PC:3.6GHz Penrynクオッドコアチップx 1。グラフの帯が長いほど性能がよい。

  • コメント(1件)
#1 BattleHawk   2008-05-27 07:23:01
ELAを意図して違反させる記事を掲載するのは、企業のコンプライアンスとして問題はないのか?
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]