Mac OS Xを普通のPCで動かす(前編)

文:Kai Schmerer(ZDNet Germany) 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-05-23 08:00:00
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ネットワーク、サウンド、グラフィックカード

 ネットワーク、サウンド、グラフィックカードのハードウェアサポートは基本的に優秀だが、一部問題が生じる可能性は残っている。RealtekとMarvellのネットワークチップは基本的に動作するが、一部の新しいIntelのチップではトラブルが生じる場合がある。ドライバは通常提供されていないので、追加のネットワークカードが必要となるだろう。Wi-Fiも同じような状況だ。AtherosとBroadcomのチップはほとんどの場合大丈夫だが、Intelの3945ABGはサポートされていない。RalinkやZyXELを含む一部のメーカーは、今ではMac OS用のドライバをダウンロードで提供している。

 最新のイメージではデフォルトでマザーボードの統合オーディオをサポートしている。セットアップ用DVDには、多くのALC88xファミリーのチップのドライバが用意されている。ただし、Sound Blasterの製品を使う場合には、一部の機能が制限されてしまう。多くの場合、5.1チャンネルアナログ出力が動作しない。ただし、デジタル出力はサポートされる。また、サウンド入力はほとんどの場合動作しない。

 Mac OS Xではアニメーションが多用されるため、グラフィックチップのサポートは重要な問題だ。ドライバは存在するが、ATIやNvidiaの新しいGPUでは動作しないことがほとんどだ。Radeon X1000シリーズの古いグラフィックチップでは問題は少ない。新しいグラフィックチップの場合は、グラフィックドライバを選択しないでインストールを行い、Mac OSがVGAモードで起動されるようにするのが一番いい方法だろう。しかし、われわれのATI HD 2600 Xでのテストでは、この方法でさえうまくいかなかった。ただし、一部の互換グラフィックカードではインストールはうまくいった。われわれはATIのX1400、X1600、X1900では成功したが、HD 2600 XT、HD 2900、HD 3850、HD 3870、HD 3870X2などのチップを積んだグラフィックカードでは、VGAモードでMac OSを起動する必要があった。

 Mac OS X LeopardをX1000グラフィックカードで起動してしまえば、その後で新しいGPUで完全なグラフィックアクセレレーションを提供できるドライバをインストールすることができるようになる。ATI HD 3870 X2でさえ利用できるようになるが、Mac OS Xではこのハイエンドのカードの2つ目のGPUを利用できないので注意が必要だ。いずれにせよ、2つ目のチップを認識させれば、(4つの)DVI出力に追加のモニタを接続することができるようになる。これは、2枚のグラフィックカードを挿した状態のMac Proと似ている。出回っているほぼすべてのグラフィックドライバはデジタルLCD接続をサポートしているが、アナログVGAモードだけが有効になるものもある。マルチスクリーンの利用は問題なく可能だ。2つ目のモニタを接続すれば、Mac OSが自動的にデスクトップの領域を拡張する。

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