Mac OS Xのユーザーはなぜコストを厭わないの?

文:Robin Harris  翻訳校正:アークコミュニケーションズ、坂野裕史
2008-04-25 08:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Windows Vistaの苦戦が伝えられているが、Mac OS Xは、高いと言われるWindowsの2倍のコストが「喜んで」費やされているとも言える状況にある。その理由に迫ってみよう。

 ユーザーが喜んで払うからだ。

 価格の引き下げや、ローエンド市場では「Windows XP」が主流であり続けていることを含め、Microsoftが提供する「Windows Vista」の苦境が続いていることで、重要な事実が目立たなくなっている。Macユーザーは「Mac OS X」に、Windowsの2倍以上の額を支払っているのだ。

 Macユーザーは頭を使わないロボットで、Appleが出すものなら何でも購入するからだろうか?それとも、Vistaが本当に50%劣っているのだろうか?

 更新:この事実が示しているのは、ユーザーは安定性が高く、機能が豊富で、使いやすいソフトウェアを手に入れるためなら、(たとえMicrosoftが現在付けている値段の2倍かかったとしても)相当な金額を進んで支払う、ということだ。Microsoftがそうできないのはなぜだろうか?更新はここまで。

 では、数字で確かめてみよう。

 2001年10月のWindows XPのリリース以来、Macユーザーには次の4つのOS Xがリリースされてきた。

  • Jaguar 10.2(2002年8月リリース)
  • Panther 10.3(2003年10月リリース)
  • Tiger 10.4(2005年4月リリース)
  • Leopard 10.5(2007年10月リリース)

 それぞれ米国では129ドルで、忠実なるMacユーザーは新OSのリリースに516ドル支払った。OS Xには「アップグレード」価格というものはない。

 同じ期間に不動のWindowsユーザーが費やしたのは、Vistaの値下げまで待っていたと仮定すると、Windows Vista Ultimateへのアップグレードの場合、わずか219ドルである。これは、Macユーザーが費やした額の半分に満たない。

 MacユーザーがOS Xだけに費やした額より安く、VistaとXboxを手に入れることができる。

 Mac OS XというよりMac OS「2X」?

 これは現実離れした疑問でもない。OS XのアップグレードはMacの忠実な支持者たちには人気がある。多くのユーザーが喜んでお金を差し出すのだ。

 Tigerのリリース後2年たたないころ、AppleのCEOであるSteve Jobs氏は、2200万人のMac OS Xユーザーのうち67%はTigerを使用していると発表した。この数字を、Vista発表後14カ月後の15%という浸透率と比較してほしい。えらい違いだ。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ