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読者が使ったことのないであろうOSベスト5

文:John Sheesley 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-04-04 08:05:00
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DESQview

 私が触れておきたい最後の2つは、本質的にはオペレーティングシステムではなく、どちらかといえばオペレーティング環境だ。しかし、もしWindows 9xをOSと考えてもよいのであれば、これらもOSと見てもいいだろう。最初はDESQviewだ。

 DESQviewは、DOS上で実行されるプログラムで、DOSのプログラムをマルチタスクで実行できるようにする。実際、MicrosoftがWindows 95を導入するまでは、OS/2を除けば、キャラクターベースのDOSのプログラムを複数実行するもっともよい方法は、DESQviewを使うことだった。

 DESQviewはプログラムをマルチスレッド化するわけではない。なぜなら、当時その技術は存在しなかったからだ。その代わり、もしユーザーのコンピュータが 80386 CPUを使っていれば、QEMMを通じてDESQviewは拡張メモリを使い、DOSのプログラムを同時に実行することができた。286しか持っていない場合、拡張メモリを使うことはできなかったが、それでもDESQviewは拡張メモリを通じてプログラムのタスクスイッチを行うことができた。これは386上で実行される場合ほど効率的ではなかったが、役割は果たした。

 もちろん、Windows 3.xもDOSのプログラムをマルチタスク化することはできた。しかし、DESQviewと比較すると、Windows 3.0にはオーバーヘッドが大きすぎ、あまりにも遅く、下位のメモリにDOSプログラムの実行に必要な領域が残らないことも多かった。もしコンピュータに十分な拡張メモリとQEMM、DESQviewのメモリマネージャがあれば、下位のメモリのほとんど全部の領域をプログラムで使うために空けることも可能だった。

 DESQviewは、「よいマーケティングはよい技術に勝る」というPCの伝統の最初の犠牲者の1つだ。DESQviewでマルチタスク化されたDOSプログラムはWindowsよりもよかったにも関わらず、結局はMicrosoftが勝利した。DESQviewのメーカーであったQuarterdeckは、DESQview/Xと呼ばれるGUI版を作ろうとしたが、これは結局実現しなかった。最終的にQuarterdeckはSymantecに買収された。Symantecは今でもDESQviewの権利を持っているが、売りに出していない。

 私は大学でDESQviewをよく使った。DESQviewを使えば、80286でQEMMなしでも、非常にうまくプログラムをマルチタスクで実行できた。残念ながら、私はこのブログ記事に載せるスクリーンショットを撮れるDESQviewのコピーを持っていない。見つけて撮れるかどうか見てみようと思う。とりあえず、Charles Petzold氏のウェブサイトで、かなり粗い画像を見つけたので載せておく。

画像の説明

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