ラウンドアップ:「Vista SP1」ベンチマークテスト

文:Adrian Kingsley-Hughes(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-03-19 08:00:00
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「Vista SP1」対「XP SP2」

 「Vista RTM」対「Vista SP1」のベンチマークテスト結果を公表するとすぐに、Vista SP1はXP SP2と比べてどうなのかという質問が人々から寄せられてきた。こういった声を受けて行ったベンチマークテストの結果は、Vista SP1よりもXP SP2の方が速いというものだった。ただし、単一ファイルのドライブ間コピーでは、XP SP2よりもVista SP1の方が格段に速かった。

 以下は、私が該当記事で述べた結論である。

それでは結論に移ろう。データを見て導き出される結論はただ1つ、「Windows Vista SP1よりもWindows XP SP2の方が速い」。以上だ。15のテストのうち、XP SP2がVista SP1を上回ったのは11だったのに対し、Vista SP1がXP SP2に勝ったものは2つしかなかった。残りの2つは引き分けだ。

 「Vista SP1」対「XP SP2」の最初のベンチマークテストの結果を公表した後すぐに、2回目となるベンチマークテストを行った。その際には、単純な結果に焦点を当てるのではなく、負荷をかけた状態ではどちらのOSの方が応答性に優れているのかを見極めようとした。これらのテストすべてから得た結論は以下の通りである。

この長くなったテストからわかるのは、重たいファイルコピーの場合、XP SP2よりもVista SP1のほうが全体的な応答性の影響が小さいということだ(ただしこれには、他のすべての条件を同じにしたテスト用のシステムなら、という条件がつく)。

「32ビット版Vista」対「64ビット版Vista」

 ベンチマークシリーズの次の企画として、32ビット版Vista(RTMおよびSP1)と64ビット版Vista(RTMおよびSP1)のパフォーマンスを比較した。ベンチマークテストの結果から、以下のように、64ビット版Vistaのパフォーマンスは32ビット版Vistaのものに比べて優っているということが判った。

  • SP1では、32ビット版Vistaでも64ビット版VistaでもPassMark Performance指標が低下している。
  • こういった指標の低下は、32ビット版Vistaよりも64ビット版Vistaの方が大きい。
  • しかし、64ビット版WindowsのRTMもSP1も、32ビット版Windows Vistaよりも高いPassMark Performance指標を示している。
  • 64ビット版Vistaの起動時間は、32ビット版Vistaよりも長い。

 こういったベンチマークテストの結果は、ベンチマークツールとしてPCMark VantageとCINEBENCH R10を用いた2組目のテスト(英文記事)でも裏付けられた。

  • すべての64ビット版用テスト(PCMark VantageとCINEBENCH R10の双方)において、64ビット版Vista RTMの方が64ビット版Vista SP1よりも優れていた。
  • また、64ビット版Vista RTMは、PCMark Vantageの32ビット版用テストにおいて1位となった。以降の順位は32ビット版Vista RTMが2位、32ビット版Vista SP1が3位、そして64ビット版Vista SP1が4位であった。
  • CINEBENCH R10の32ビット版用テストのほとんどにおいて、32ビット版Vista RTMが1位に、64ビット版Vista RTMが2位に、32ビット版Vista SP1が3位に、64ビット版Vista SP1が4位になった。
  • すべてのシステムにおいて、SP1をインストールしたことで、ベンチマークテストの結果が悪くなった。
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