ラウンドアップ:「Vista SP1」ベンチマークテスト

文:Adrian Kingsley-Hughes(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-03-19 08:00:00
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 「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」のベンチマークテスト記事をここ数週間にわたって執筆してきた。ここでいったん、今までの記事を振り返り、意見やテスト結果、結論をまとめて1本の記事にすれば、読者の方々の便宜を図ることができるのではないかと考えた。

Vista SP1のパフォーマンス

 私が最初にVista SP1についての記事(英文)を書いたのは2月8日のことだった(インストール時のスクリーンショットはここ)。Microsoftから送られてきたディスクは2枚あった。1枚には32ビット版と64ビット版のVista SP1アップグレードパックが収められており、もう1枚にはSP1を含むアップデートが適用されたVistaのインストールイメージ(32ビット版のみ)が収められていた。

 私はすぐにテストシステムの1つにSP1をインストールし、ほどなくしてSP1が本当にインストールに値するものだという感想を持つに至った。

 以下は私がインストール1日目に書いた内容だ。

ベンチマークテストの結果はまだ公開できる段階にないものの、Vista SP1から受けた最初の手応えは、RTMよりも応答性に優れているというものだった。ファイル操作は確実に良くなっているうえ、あのうっとうしい(そして仕事の流れを中断させる)遅延の多くがなくなっていた。

 私は同日、簡単なベンチマークテストを行い、Vista RTMとVista SP1を比較した。これらのテストでは、Microsoftが約束していた通り、ファイルのコピー時におけるパフォーマンス向上が見られただけではなく、圧縮ファイルの取り扱い時にも改善が見られた。しかし、ベンチマークソフトウェア(PassMark PerformanceTest 6.1PCMark Vantage)を用いたテストでは、パフォーマンスの低下が見られた。

 その後私は、2月8日までにいくつかのシステムアップグレードを行った(英文記事)。こういったアップグレードは、私が主に使用しているワークステーションに対しても行い、私にとってはこれが64ビット版のSP1をインストールする初めての経験となった。この時点ではまだ確固たるベンチマークテスト結果を手にしていなかったが、それまでに感じた以下のようなことを記事として公開した。

  • 全体的に、システムが高速化したように感じられる。作業をよりテキパキこなせるようになったという印象がある(ただし、このシステムはVista RTMでも問題を感じていなかった)。
  • ネットワーク共有時のナビゲーションがとてもスムーズになっている。
  • 「リモートデスクトップ接続」が大きく改善されている。リモートマシンへの接続がより迅速になり、ユーザーエクスペリエンスが著しく向上している。
  • 「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコア体系には変化がない--依然として5.9が最高値である。
  • スリープモードからの復帰が速くなっており、システムが使えるようになるまでの時間が短縮されている。

 私は2月14日までに、Vista RTMとVista SP1を用いてファイルのコピーや圧縮、展開、ネットワーク転送に関する詳細なベンチマークテストを行った。こういったベンチマークテストにおいて、Vista SP1はVista RTMと比べると著しいパフォーマンス向上を見せた。

図A

これが何に起因するかを考えると、MicrosoftはSP1でかなりの数のVistaのボトルネックを解消したように思える。私の感想を一言で言おう。私は感動した。

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