
「32ビット版Vista」対「64ビット版Vista」ベンチマーク比較
文:Adrian Kingsley-Hughes 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-03-13 12:00:00
私が2月12日の週に行ったベンチマークマラソンは、多くの質問とさらなるベンチマーキングの要望を生み出したようだ。定期的な読者からの要望で多かったのは、32ビット版Windows Vistaと64ビット版Windows Vistaのベンチマーク比較を見たいというものだった。
要望にお応えして、その結果をお届けする。楽しんで欲しい。
テスト環境
このベンチマークを行うにあたり私が想定したのは、4Gバイト以上のRAMを載せたいと考え、64ビット環境を欲しているユーザーであり、その環境を想定してベースとなるシステムを選択した。私は、このシステムの選択が適切かどうかについて、多くの反応があるだろうということを確信している。
システムの仕様は以下の通りだ。
- Phenom 9700 クアッドコアプロセッサ
- 256MバイトRAMを搭載したATi Radeon 3850グラフィックスカード
- ASUS M3A32-MVP Deluxeマザーボード
- 2Gバイト(2 x 1GB)Corsair Dominator CM2X1024-8500C5D RAM
- Western Digital Raptor 10000RPM 150Gバイト プライマリハードディスク
- Western Digital Caviar 7200RPM 500Gバイト セカンダリハードディスク
次のOSの組み合わせをテストの対象とした。
- 32ビット版Vista RTM
- 32ビット版Vista SP1
- 64ビット版Vista RTM
- 64ビット版Vista SP1
各システムに対しては、Windows Updateで提供されているすべてのパッチを適用した。
他に注意すべき点は以下の通りだ。
- インストールしたドライバは、グラフィックカードのドライバのみ(Catalyst 8.2)。
- 各テストの際には、アイドル状態のタスクの処理とハードディスクのデフラグを行った以外には、最適化は行っていない。
- Windows Defenderはすべてのテストで有効のままにしてある。
- MicrosoftのSP1ベンチマークのガイドラインに厳密に従った。
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