「XP SP2」対「Vista RTM」対「Vista SP1」:ゲームベンチマーク

文:Adrian Kingsley-Hughes 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-03-17 08:00:00
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 読者の多くが待ち望んでいたベンチマーク結果をお届けする。人気のあるゲーム10本の、XP SP2、Vista RTM、Vista SP1上での性能だ。

 私がVista上のゲームについて前回調べてから、1年近く経った。前回私がXP SP2とVistaを比較した際には、VistaよりもXPの方がはるかに価格性能比が高く、ゲームプラットフォームとしてのMicrosoftの新OSにがっかりしたものだ。私はその理由の一部は成熟していないドライバのせいだとしたが、全体的に見れば問題の中心はVistaだと確信した。

 さて、Vistaはゲームプラットフォームとして考慮する価値があるだろうか。

テスト内容

 テストは、私が研究室で組み上げたAMDのSpiderプラットフォーム(Phenom 9700、Radeon 3850のグラフィックカード、RAM 2Gバイトなど)上で行った。私はこのシステムを、以前一週間行った多くのベンチマークで使った(完全なスペックについてはこの記事を参照して欲しい)。

 行ったことはこうだ。私はXP SP2、Vista RTM、Vista SP1に基づく3つのイメージを作成した(すべて32ビット版)。各イメージについて、Microsoftが提供しているすべてのアップデートを適用した。Microsoftが提供するドライバの追加インストールは最小限に止めた(XP SP2ではVistaよりも多くのドライバのインストールを必要とした)。また各イメージに対しATiのCatalystの最新ドライバ(バージョン8.2)をインストールした。その後、フレームレートの計測と記録のために最新バージョンのFRAPSをインストールした。

 最後に、ベンチマークを行うゲームをインストールし、それぞれ最新バージョンに更新した。ベンチマークに使ったゲームは以下の通りだ。

  • BioShock
  • Call of Duty 4
  • カンパニー オブ ヒーローズ
  • Crysis
  • DOOM 3
  • F.E.A.R.
  • The Elder Scrolls IV:オブリオン
  • Supreme Commander
  • Unreal Tournament 3
  • World in Conflict

 今回のテストでは、これらのゲームの一部で提供されている、あらかじめ用意されたベンチマークは利用しないことにした。その代わり、実際のプレーに頼っている。これは、各プラットフォームでゲームの同じ部分をプレーするというものだ(これはHardOCPでベンチマークの際に使われているテクニックだ)。この手法では結果にばらつきが生じる場合があるが、ゲームを十分長くプレーし、マップに慣れていれば、このばらつきを十分に抑えることができる。

 注:なぜ用意されたベンチマークを使わないのか?ここではそれを避けることで、われわれが使うグラフィックカードのドライバ(あるいはOSそのものでさえ)が、いかなる形でもそれらのゲームで用意されたベンチマークでいい結果を出せるように最適化されている可能性を排除している。

 実際的なグラフィックの設定を決めるために、まず各ゲームを順番に試した。グラフィックの設定がうまく働くことを確認した際に(すべてのテストは、1280 x 1024の解像度のフルスクリーンモード、中品質か高品質のグラフィック設定で行った)、これらの設定を注意深く記録し、3つのプラットフォームで同じになるようにした。

 平均フレームレート(フレーム毎秒で計測)の算出には、各ゲームの同じ部分をプレーしてFRAPSで記録し、これを4回繰り返す。もしデータに大きな偏差が生じた場合は、もう一度計測を行う(この必要があったのは、Spreme Commanderの1回だけだった)。得られたデータが満足できるものであれば、これを平均して最終的なフレームレートの数値を得る。

 最終的なデータは満足できるものだった。テストで得られた平均フレームレートは、1から2フレーム毎秒しかずれがなかったからだ。このことから、得られた最終結果については確信を持っている。

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