Fetchmailを用いて電子メールをより柔軟に使おう

文:Vincent Danen(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-02-25 08:00:00
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 大抵のユーザーは、GUIを採用したThunderbirdやEvolutionといった電子メールクライアントを利用しており、Gmailのようなウェブベースのメールサービスを好んで利用している人たちもいる。しかし、MuttやPineのようなテキストベースの電子メールクライントを利用しているユーザーもまだ大勢いる。この種のクライアントは、学習曲線がそれほど急でなければ、もっと多くの人に利用されているはずだ。Muttに匹敵するようなGUIの電子メールクライアントは未だに登場していないのだから(もちろんこれは私の主観的な意見だ)。

 GUIの電子メールクライアントに比べると、テキストモードのクライアントは利用者数が少ないため、ProcmailやFetchmailのようなプログラムもあまり使われていないと思っている人がいるかもしれない。しかしこういったプログラムは、PostfixEximといった成熟したMTA(Message Transfer Agent)がデフォルトでインストールされており、手軽に利用でき、ホームサーバとして利用が急増しているLinuxシステムでは特に、今日においても5年前と同様に有効であり続けているのである。あなたが電子メールアカウントを5つ持っており(こういったことは別に珍しいことではないだろう)、自宅ではLinuxの稼働するファイルサーバやプリントサーバを稼働させていると想像してみてほしい。こういったサーバにほんの少しの設定を追加するだけで、5つのアカウントから定期的に電子メールを取得し、Procmailを用いてメールのフィルタリングを行い、メールボックスに配信した後、自分のPCからIMAPプロトコルを用いてそのメールにアクセスできるようになるのだ。

 さらにもうひと手間かけ、Squirrelmail(日本語サイトはここ)といったウェブベースのメールプログラムを同一サーバ上にインストールすることで、ウェブやIMAPを利用して、さまざまなアカウントに送られてきたすべての電子メールにどこからでもアクセスできるようになるのだ。

 こういった設定を行うソリューションのひとつとして利用できるプログラムにFetchmailがある。このプログラムは、電子メールのダウンロードというシンプルな作業を行うものであり、何年も前から存在している。そしてその設定も非常にシンプルである。

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