電子書籍は“マネタイズ”できるのか?--現実を『Jazz Japan』制作者に聞く

海上忍
2010-09-28 11:19:12
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 雑誌の電子書籍化はEPUBで――Jazz Japan編集部によるこの選択の背景には、制作を担当するブレインハーツ代表取締役会長の谷川耕一氏と、シーエムパンチ代表取締役の佐々木康彦氏の思いがありました。今回は、その考えに至った理由と、マネタイズという現実に迫っていきます。

 前編「現実的なEPUB--電子書籍版『Jazz Japan』制作の2社に聞く」も合わせてご覧ください。(編集部)

ブレインハーツ社の谷川耕一会長と、シーエムパンチ社の佐々木泰彦社長 谷川耕一氏(左)と佐々木康彦氏

--Jazz Japan編集部との原稿の受け渡しはどのように行っていますか?

佐々木:編集部では、紙の雑誌はInDesignでDTP作業を行っていますが、私たちは手作業でEPUB版を作成しています。

谷川:実際のところ、PDFからの変換では思うようなデザインになりません。大元のソースであるプレインテキストを加工したほうが早いので、Jazz Japan誌向けに用意したスタイルシートと組み合わせ、EPUBを生成しています。最初に苦労してしまえば、次からはラクだろうと。

佐々木:特集は毎回誌面構成が異なるので、そのつどレイアウトを考えることにしています。一方、CDレビューやライブ情報は定形フォーマットですから、最初にしっかりと決めてしまえば、次号からはほぼ流し込みだけで済むという目論見です。

--なるほど。立ち入ったことをお聞きしますが、ビジネスとしてはどのような形になるのでしょう? どのような形で請け負われているのか、課金ベースにないコンテンツからどのようにしてコストを回収なさるのか、ということです。

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