
EPUBに最適な図版フォーマットを考える
ゴールデンウイークと前後して、本連載のゴールに位置づけられる「電子書籍出版計画」に大きな前進がありました。近々、予定どおりフォーマットに「EPUB」を採用した電子書籍を出すことが確定したのです! しかし、商業ベースの流通経路に乗せる、言い換えれば商業取引が発生するため、このタイミングではすべてを明かせません……情報をオープンにすることがモットーの本連載、時期がくれば必ずやお話ししますので、いましばらくお待ちください。
“絵解き”に適したフォーマットを考える
ゴールデンウイーク中に執筆を開始した書籍(仮に「EPUB本」としましょう)は、文章が主体ではありますが、ところどころに「図版」を用います。写真も使いますが、挿絵ではなく本文の理解を深めるためのイラスト、いわゆる「絵解き」の比率が高くなりそうなことから、そのための準備を並行して進める必要があります。
絵解きのフォーマットですが、ベクタ画像を使いたいと考えています。EPUB本での登用は概念説明が主目的ですから、フローチャート風の図になることが多いはずです。そうなると拡大/縮小してもジャギーが発生しないベクタベースのドローイングソフトが好ましいだろうからです。
EPUBコンテンツの記述方法を定義するOPS(Open Publication Structure) 2.0では、ベクタフォーマットとしてSVG 1.1をサポートしています。このSVG 1.1で出力可能なドローイングソフトを使えば、絵解きの準備は万全でしょう。ベクタ画像として用意しておけば、PNGやGIFなどラスタ画像への変換も容易ですし。
利用するドローイングソフトですが、私の場合SVG対応かつMac OS Xでの動作を条件に探しました。商用製品ではAdobe Illustrator、OmniGraffle Proがありますね。フリーウェアであれば、機能充実のInkscapeでしょうか。今回は、自分が描いた絵解きをそのまま商業出版に使っていいものか(クオリティの問題が……)という問題があるため、とにかく手軽に描けるものを選んで「スケッチ風ドロー」を利用させていただきました。

PNGとSVG、どちらがいい?
このまま突き進む前に、もう一度SVGで行くことの妥当性を確認しておきたいと思います。
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