
EPUBフォーマットでの電子書籍の出版に取り組みます
巷で話題の「電子書籍」。たとえ最新のIT事情に通じていなくても、新聞をひととおり読む御仁に聞けば、PCや携帯電話で見るアレでしょ? などという答えが返ってくるに違いありません。しかし、電子書籍ってなんでしょう。デジタル化された文字情報? 読めればいい? ページをめくれればいい? 流通はどうなっているの? 作り方は?
それぞれ明確な答えはいまだ出ていませんが、1つ確実なことがあると思います。それは「フォーマットがオープンであること」。オープンであれば、自由に作成し再配布することができますし、それを作る道具をこしらえることすら可能です。著作権保護に関する話は置くとして、フォーマットがオープンでなければ「紙とインク」を継ぐ存在にはなりえないでしょう。
本連載では、私こと海上忍が「電子書籍」の制作に取り組みます。テンション高めで行きますよ!……とはいえ、前述のごとく定義さえあいまいな概念のこと、まったくの手探り状態からのスタートです。知っている知識をもとに解説を加える、という大上段に構えるスタンスではなく、試行錯誤の結果を報告する場とでもいいますか、読者の皆さんとともに模索する場とでもいいますか。行動指針とでもいうべき事柄を文章にまとめてみましたので、まずはご一読ください。
電子書籍を出します
電子書籍のつくりかたをレクチャーするのではなく、自分が電子書籍を出版するにあたってのプロセスを公開というスタンスで臨みたいと思います。現時点で内容は決めていませんし、文字が大半を占める単行本風にするか、図版を多用し凝ったレイアウトの雑誌風にするかは決めていませんし、名義が自分1人なのかどうかすら白紙の状態です。流通経路もまったくの未定ですが、「商業レベルで通用する電子書籍を制作する」という目標は明確です。
フォーマットは「EPUB」にします
フォーマットは「EPUB」でいこうと考えています。Amazonで採用されているフォーマットの「Topaz」など、他形式を選択肢から外したわけではありませんが、二者択一の状況に置かれた場合はよりオープンなほうを選ぶ、というポリシーで臨みます。基本的にハードウェア非依存であるべきとは思いますが、現時点ではGoogleブックスとApple iPadが念頭にあることを告白しておきます。
各方面に取材します
電子書籍を出すにあたり、著作権保護などの法務関係、XHTML/CSSの扱いを中心とする技術関係、販売方法やマーケティングを考える流通関係の3つについて、しっかり考えをまとめておかなければなりません。該当分野の識者や関係者に話を聞き、今後に生かしていきたいと思います。
コメントください
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なにやら抽象的な内容となってしまいましたが、初回に指針を示すことで連載の位置付けが明確となり、私にとっては背水の陣となります。それなりの覚悟を持って臨みますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
- コメント(3件)
現在進行形のドキュメンタリーとしてお読みいただければ、と思います。ご支援・ご声援よろしくお願いします!!
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ePubにとらわれずに、著者様にはぜひ電子書籍を実際に出して、その過程を記事にしていただき電子書籍市場をより活性化していただきたいと思います。頑張ってください。