あなたがプログラムを理解できない10の理由:第4回

たにぐちまこと(H2O Space.)
2008-05-27 08:00:00
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良い例:自分が便利になるスクリプト

 作りたいスクリプトを考えるとき、まずは自分の生活を見直してみよう。たとえば、いつもお客さんの名前を忘れてしまうとか、書店に行ったときに既に買った本をまた買ってしまうとか。または、いつも月末になるとお金がなくなってしまうなど、どんなことでも良い。困ったことを思い浮かべよう。

 スクリプトがそういった困ったことの解決、またはそのサポートにならないだろうか?

良い例1:いつもお客さんの名前を忘れてしまう

 住所録システムを作ってみてはいかがだろう?もちろん、住所録はすでに市販ソフトや無料ソフトでいくらでもあるが、得てして市販ソフトは使いやすくない。

 たとえば筆者の場合、お客さんの名前は「苗字」だけしか知らないことも多い。しかし、市販の住所録ソフトには「名前」部分が必須なことも多いため、適当な文字を入力してその場をしのいでいたりする。読み方が分からないお名前の人もいたり、逆に電話番号が「代表」「直通」「携帯」「プライベート」などたくさんある人もいて、これをうまく分類して入れることができない。

 こういった自分仕様の要求を満たすものは、ソフトを探すよりもWebで作ってしまった方が簡単だ。社内サーバーや、自分のパソコン上にWebサーバーを設置してシステムにしてしまおう。

 個人情報の漏えいに気をつけて、ケータイからも閲覧できるようにすれば、外出先でお客さんに連絡を取りたい時も便利だろう。

良い例2:書店でいつも同じ本を買ってしまう

 「書籍管理データベース」を作ってはどうだろう。書籍名と巻数を登録しておいて、ケータイからもアクセスできるようにすると便利だ。書店で「この本って持ってたっけ?」と迷ったら、すぐに検索して調べれば重ねて買うことがなくなるはずだ。

良い例3:お金を使いすぎてしまう

 月末にお金がなくなってしまうなら、簡単な家計簿ソフトを作ってみてはどうだろう。最初に、月の初めに銀行からおろした金額をデータベースに登録する。そしてケータイから「そのときに使ったお金」を入力して登録しよう。画面上には下記のように、簡単に表示されるものでいいのだ。

家計簿アプリ
今日使ったお金\1,500
今月の残り\98,500

 これで、今月使える残りの金額が表示される。さらにスクリプトの知識が身についたら、次のようにしてはどうだろう?

家計簿アプリ
今日使ったお金\1,500
今月の残り\98,500
今日使えるお金\1,833

 1日あたりに使えるお金が分かる。これなら、しっかり節約しながら月末まで過ごせるだろう。

 このように、ちょっとしたスクリプトであっても、自分の要求を満たすものであれば十分便利に使うことができる。こうして作成したスクリプトで自分自身の生活が豊かになれば、スクリプトを勉強する意欲もわくだろう。また、毎日自身が作成したシステムに接していると、「もっとこういう機能を作りたい」とか「こうするにはどうしたらよいだろう」と、新たな要求も生まれやすい。

 スクリプトは「勉強するために勉強する」のではなく、「使うために勉強する」ものなのだ。是非、楽しみながら勉強してみよう。

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