主要3社そろい踏み--マイクロソフト、アップル、グーグルが2014年前半に披露した開発技術をおさらい

Simon Bisson (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル
2014-07-04 07:30:00
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 これからユビキタスコンピューティングの世界で暮らすのであれば、データへのアクセスと共有のためのツールや、われわれの周りにある装置を制御するツールが新たに必要になる。また、個人の健康に対する考え方を変える無数の健康センサを、よりうまく扱う方法も必要になるだろう。

Google

 Googleも自社のプラットフォームを新たな方向に導き始めており、先日開催されたGoogle I/Oで、「Android」と「Chrome OS」の融合や、Androidが新しいデバイスや用途に対応することを予告した。Googleの発表内容にはまだはっきりと分からないことが多い。何が対象になるのかも不明だが、それと同じくらい重要なことは、何が対象にならないのか、ということだ。

 とはいえ、AndroidがGoogleのIoTにおけるエンドポイントであることは、はっきりした。ウェアラブルデバイスのセンサをサポートし、自動車やホームエンターテインメント(これで3度目だ。今回はGoogleにとってよい結果になることを願う)にも統合される。同社はバックエンド技術も強化しており、新しいクラウドデータ処理のツールのほか、クラウドスケールで動作するアプリケーションのデバッグとプロファイリングをより効果的に行う手段を発表した。

まとめ

 過去6カ月間を振り返り、これら3つのエコシステムと、それを取り巻くAdobeの「Creative Cloud」などのツールに目を向けると、業界に浸透する転換点の1つを通り過ぎたことは明らかだ。重要なのは、もはやデスクトップやノートPC、サーバではない。今重要なのはモビリティとクラウド上での構築だ。

 これは開発者にとって大きな変化であり、数年後にはアプリケーションに対する考え方がすっかり変わっているだろう。筆者は以前、サービスとスマートなエンドポイントという観点から考える必要があると書いた。今では明らかに、開発の基盤となるプラットフォームが(オープンソースの世界でも)物事をそうした視点で見ている。Googleはその新しい世界を見るためのレンズとしてAndroidを選んだ。一方のMicrosoftとAppleは、自社のさまざまなプラットフォームをより密接に連携させようとしており、そのための手段として、Appleは情報の共有を、Microsoftは開発資産の共有を行っている。

 2014年の折り返し地点を過ぎた今、IT業界の現状を見ると、Googleのような新規参入企業にとっても、地殻変動が起こったことは明らかだ。古い考えを持つ人々は退場した。今は新しいエンジニアたちがエコシステムを牽引し、新しい考え方や新しい世界の見方を持ち込んでいる。

 2014年上半期には確かにさまざまな動きがあった。これからは下半期に起きることに注目していこう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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