主要3社そろい踏み--マイクロソフト、アップル、グーグルが2014年前半に披露した開発技術をおさらい

Simon Bisson (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル
2014-07-04 07:30:00
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 2014年上半期には、新世代アプリケーション向けの新しいツールや技術が多数登場した。3つの主要プラットフォームエコシステムがすべて、自社の開発者イベントで重要な発表を行っている。それらの発表は、真のユビキタスコンピューティングが実現する未来、つまりクラウドとモバイルの融合の実現に大きく寄与するものだった。

 では、各社の発表の目玉は何なのだろうか。さらに重要なことだが、われわれにとってどんな意味があるのだろうか。

Microsoft

 MicrosoftはBuildイベントで自社の状況を詳しく説明し、.NETコンパイラ「Roslyn」のオープンソース化や、新しい.NET Foundationを通してのXamarinとの提携強化を発表した。以前よりはるかにオープンになったMicrosoftは、クラウドの新しいサービスやツールを立て続けに発表しており、同時に自社のモバイルプラットフォームとデスクトッププラットフォームの改善にも取り組んでいる。同社は今まさに、新しいツールとサービスの興味深い組み合わせを提供しつつ、既存のツールセットに新機能を追加しているところだ。

 Microsoftのプラットフォームで、これまでより大きな注目を集めるようになったのが「Internet Explorer」(IE)だ。2013年に「Windows 8.1」と同時に出荷されたIE11からそれほど変わっていないようにも見えるが、Microsoftはこの数カ月で、IEのアップデート方法をひそかに変更している。大規模なアップデートをリリースするのではなく、月例セキュリティパッチに新機能やアップデートがひっそりと追加されるようになった。パッチを適用したユーザーは、どこかの犯罪者から自分の身を守っているつもりだったかもしれないが、実は同時に「WebGL」向けの新しいレンダリングツールが追加され、ブラウザ言語のサポートが改善されていたということだ。

 IEの月1回というアップデートは、「Azure」に機能が追加されるペースに比べれば何でもない。最新の「Azure ML」では、機械学習機能をアプリケーションに容易に追加できるようになり、クラウドを活用することで、「Bing」や「Xbox」に使われているのと同じAI技術をいくつか利用することができる。

 モノのインターネット(Internet of things:IoT)の普及に伴い、ユビキタスになったセンサプラットフォームからデータが洪水のように押し寄せてくるだろう。そこでAzure MLの出番だ。Azure MLは、人間がデータの分析と処理を行い、その結果に基づいて決定を下すために必要なツールを提供する。

Apple

 次はAppleだ。同社は2014年のWWDCで2つの重要なOSに関する発表を行った。Microsoftよりもペースは遅いかもしれないが、変化の激しさでは引けを取らない。AppleはLisp、C、Pythonを組み合わせた新言語「Swift」を開発者に提供した。一方で、ほかのさまざまな新技術によって、デスクトップOSとモバイルOSの垣根が取り払われようとしている。

 SwiftはApple関連で最も大きなニュースだったが、開発における目玉ではなかった。それにふさわしいのは、刷新と改善が施された「iOS」と「OS X」のAPI群と、健康とホームオートメーション向けの新しいAPIセットのリリースだ。

MicrosoftはBuildイベントで2014年の予定を詳しく説明した。
MicrosoftはBuildイベントで2014年の予定を詳しく説明した。
提供:Microsoft
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