よいプレゼンテーションを作るための10の習慣
数年前よりも、改まったプレゼンテーションを求められる機会が増えているのではないだろうか?実際、一部の推計によれば、2010年には米国の仕事の4分の1で、従業員が改まったプレゼンテーションをする必要があるという。
残念ながら、プレゼンテーションをする人の多くには、コミュニケーションの妨げになる習慣がある。しかしそれらの習慣は、修正してよりよいものに置き換えることができる。プラスになる習慣は、内容を明確で、適切で、印象に残るものにするためのものだ。そして、これらの習慣はまあまあのプレゼンテーションを、目覚ましいプレゼンテーションに変える。この記事では、修正するべき10の悪い習慣をまとめた。
1.情報源になるべからず。フィルタやグルになるべし。
テレプロンプターは片付けてしまおう。プレゼンテーションは、単なるスピーチではない。データを情報や知識、そして運が良ければ知恵に変える場だ。
2.だらだらと時間を無駄にするべからず。ゴールを念頭に作業すべし。
プレゼンテーションを勝利の体験にするために、十分に準備をすること。自己鍛錬を第一の目標とするアスリートのように。
3.人間の耳を信用するべからず。内容を吟味すべし。
ただ、単純さを保つ(keep it simple)だけでは不十分だ。より単純にしなくてはならない。複雑な概念や手順を、理解しやすく、良さがわかるように変えること。
4.スライドの説明をするべからず。自分のアイデアを図解すべし。
あなたが作った図は、あなたの言葉と結びついて、長く記憶に残る印象を作り出す。われわれの文化は視覚的文化であり、内容と視覚的な強調表現の両方が必要だ。
5.すべてを強調するべからず。独自の価値命題と断れない提案を中心にプレゼンテーションを構成すべし。
独自の価値命題(UVP)や断れない提案(UO)の観点から自分のメッセージを作り上げることは、あなたのプレゼンテーションを非凡なものにするための鍵だ。他の論点は、これら2つを補完するものに止めること。
6.間違った聴衆に向かって話すべからず。おのれとおのれの聴衆について知るべし。
プレゼンテーションで扱う話題を除けば、次に重要なのは聴衆は誰かということだ。聴衆についてよく知ること。
7.議論を避けるべからず。聴衆を説得すべし。
卓越したプレゼンテーションは、聴衆の持っている疑問に対して説得力のある回答を与えるものだ。
8.詳細を見逃すべからず。細かいことに拘るべし。
細部に注意を払い、プレゼンテーションの内容とその表現方法を正確にすることは、市場と聴衆の信頼を勝ち取るための要だ。細かいことに拘ること。
9.いきなり聴衆に話すべからず。早くから頻繁に練習すべし。
プレゼンテーションの資料を熟知しておき、そのプレゼンテーションを最初に聞かせるのが、最終的な聴衆にならないようにすること。
10.聴衆に結論を出させるべからず。プレゼンテーションの最後では最初の命題に戻るべし。
あらゆる非凡なプレゼンテーションは、結局は売り込みだ。あなたは、自分のアイデアや計画、自分の企業、あるいは自分自身を売り込んでいるのだ。プレゼンテーションの結論は、最初に示したテーマであるべきだ。
以下の記事についても参照して欲しい。
- スピーチやプレゼンテーションに潜む10個の落とし穴--そして、その避け方
- 効果的なセールスプレゼンテーションを実現するための方法
- プレゼンテーション中に聴衆を居眠りさせないためのティップス10+選
- PowerPointのスライドショーを問題なく動かすための7つのショートカット
- Windows 7でプレゼンするのに最適なショートカットキー
- PowerPointファイルのサイズを小さくする方法
- PowerPointのスライドを非表示にする方法
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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