全てにイエスと答えた男--映画『イエスマン』原作者が語る新生活のススメ

冨田秀継(編集部)
2009-03-20 00:00:00
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Twitterの楽しさと一杯の紅茶:ネットとリアルのコミュニケーション

 ウォレス氏は著作をMacで執筆し、TwitterやFacebookを使いこなすほど、コンピュータ文化とネット文化に親しんでいるようだ。

 「いつもオンラインでいます。それが自宅であっても、ポケットの中のiPhoneであっても。ほとんどオフライン状態にならない私にとっては、数年前までオンラインになることが非常に大変だったとは信じられないことです」

 とはいえ、英国人らしい一面も見せてくれる。

 「顔を見合わせて話すことは良いことです。表情の微妙な動きや、そこに潜む深層心理は決して複製できません。インターネット上で同じ感情移入はできませんよね」

 やはりフェイストゥフェイス、実際に会って話をする楽しみは変わらないようだ。

 「(いつの時代でも変わらないコミュニケーションは)一杯の紅茶とおしゃべりですね。一杯の飲みものがこれほど役に立つことはありません」

フェイストゥフェイスでマイクをギューッ。カール・アレンが「イエスマン」になるきっかけを作るのは、あのテレンス・スタンプ演じるテレンス・バンドリー(画像をクリックすると拡大します) フェイストゥフェイスでマイクをギューッ。カール・アレンが「イエスマン」になるきっかけを作るのは、あのテレンス・スタンプ演じるテレンス・バンドリー(画像をクリックすると拡大します)

 ウォレス氏の話はネット時代のコミュニケーションのあり方にまでおよんだ。

 「インターネットは世界をより小さくしている。個人の生活や歴史など、プライバシーの一部を提供することにより、より友好的な場にもなると思います」

 ひとこと相手に「イエス」というだけでも、さまざまな選択肢がある現代。多様なコミュニケーションのあり方をポジティブに受け止めるには、やはりバランスが必要だという。

 「友達とパブで時間を過ごすこと以上に良いことはないけれど、彼らが遠くにいる場合、インターネットは優秀です。XboxやWiiで友達と対戦することもできるし、FacebookやTwitterで皆がどうしているかもわかるのですから」

 「興味深いのは、現実がインターネットに浸透して、2年前と比べてもより社会的な場所になってきていることです」

 早いもので2009年も3月が終わろうとしている。4月から新しい生活を始めるbuilderの読者に向けて、ウォレス氏がメッセージを送ってくれた。

 「新しい人生を始める人、卒業する人、これはチャンスです。ノーマンやノーレディにならず、イエスマン、イエスレディになりましょう。人生をつかみ、機会を受け入れて、毎日の生活の中にある可能性をつかみ取ってください。そして、その行いを、より良い人生にするために役立ててください」

みんな!イエスマンになろうぜ!(画像をクリックすると拡大します) みんな!イエスマンになろうぜ!(画像をクリックすると拡大します)

 ダニー・ウォレス氏が原作と共同製作にあたった『イエスマン“YES”は人生のパスワード』は、3月20日(金)より新宿ピカデリーほかで全国ロードショー。

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